新学期に教科書を

新学期で新しい授業が始まると、教科書を買うことになる。このブログの教科書に関する記事やページをまとめた。

科目ごとの教科書のまとめ:

教科書を選ぶとき、教員のアドバイスは重要。ただし、小難しいのを勧めがちだったり(注1)、自分や関係者の印税に気が向いていたり(注2)することがある。新刊に疎くて旧い本しか知らないこともある(注3)。お金をムダにしないよう、過去問の出題傾向を先にみたほうがよいかもしれない。

先輩の意見も重要だ。一人だけではなく、成績や部活などの違う、いろいろのパターンの先輩の意見を集めよう。ただし見栄を張って勉強をしなかったふりをしている場合があり、アドバイスのままやってみたら赤点ということもある。先輩の教科書の書き込みをみせてもらえれば、実際にどのように使われたのかわかる。また、先輩の履修以降に担当教員の異動がないかもチェック。出題傾向が変わるから。

近日中に改訂があるかどうかも気になるポイント。教科書の新刊は新学期を目安に計画されるから、新学期前に予習しておこうというなら特に注意したい。Amazonの新刊情報をチェック。大学生協の店長さんが知っているかもしれない。

iPadをもっているなら、冊子体に電子版が付属しているかもチェック。医学関係のテキストはどれも大きくて重いが、iPadに電子版を入れておけば実習室に持ち込むのがラク。エルゼビア社のテキストのほとんどに電子版が付属している。他社のテキストは本による。日本語版に電子版が付属していなくても、原著には付属していることがある(Wolters Kluwer社のテキストなど)。

自分を客観視することが最も重要。どのくらいの分量の教科書なら一周はできそうなのか、好みがビジュアル系(図のきれいな本の方がやる気になる)なのか文字フェチ系(説明文の詳しい方が好き)なのか、考えよう。よくわからなかったらVARKをやってみよう

  1. シラバスの説明文に教員の性格が表れているかもしれない
  2. 筆者・監修者・執筆者・協力者に教員が入っているかもしれない
  3. 古い本、絶版、旧版が指定されていたら怪しい。新しくてもやけに古くから続いている本(グレイ、グラント、ネッターは別として)も注意した方がいい。古書で済まされて売れ行きが減るのを防ぐためだけに改訂されている教科書もある(米国の大学の教養課程で使われている本にそんなのが多い)。
更新履歴
  • 2018/3/15 記事を追加
  • 2017/4/13 VARK追加
  • 2017/4/4 最初の投稿