ミラーレス一眼をニコンの顕微鏡に取り付けるには、ニコンの純正部品とサードパーティのFマウントアダプターを使うのがよい。マイクロネット株式会社のカメラアダプターはぐらつくのでよくない。製造中止になっている2.5倍投影レンズを入手できるかがポイント。
ニコンのサイトやカタログには情報がないので、ここに記す。
機材
- ニコン E-1000(三眼鏡筒のあるニコンなら何でも)
- ソニー デジタル一眼カメラα7S ボディ ILCE-7S
- ニコン V-T写真鏡筒MAB53410
- ニコン TMS-F FマウントアダプタMXA20331
- ニコン 2.5倍投影レンズ(中古)
- Rayqual マウントアダプタ Nikon Fマウントレンズ-SONY αEマウントボディー NF-SaE
- BenQ 21.5型 LCDワイドモニタ GW2255HM
(HDMI入力あればOK)
- ソニー HIGH SPEED HDMI マイクロ端子ケーブル 1.5m DLC-HEU15A
(カメラ側の抜け防止器具「ケーブルプロテクター」との勘合のため純正品を)
- ソニー ACアダプター AC-PW20
- ソニー リモートコマンダー RMT-DSLR2
- Adobe Lightroom 5(iPhotoはまだ対応していない)
ニコンの一眼レフを取り付けるなら、マウントアダプターは不要。マウントアダプターさえあれば、ソニー以外でも取り付けられる(たとえばキヤノンのEOS)
取り付け
- α7SにACアダプタを取り付ける。フタがしまりにくいので、注意してケーブルをなじませること。バッテリーで使ったほうがよいかもしれない。
- HDMIケーブルをα7Sに挿入し、ケーブルプロテクターで固定する。カメラの接続部を壊さないよう注意!
- V-T写真鏡筒の上部にあるねじを緩め、TMS-F Fマウントアダプタをまっすぐ引き抜く
- Fマウント−EマウントアダプタをTMS-F Fマウントアダプタに取り付ける。(Fマウントの回転方向はEマウントと逆なので注意)
- α7SとFマウント−Eマウントアダプタを接続する。
- TMS-F FマウントアダプタをV-T写真鏡筒にまっすぐ挿入し、固定ねじを軽く締める


設定
カメラのメモリ1に次のような設定をつくる。色温度や色調の設定はしてもしなくても、RAWのデータ自体に違いはない。ただし現像時の初期条件にはなる。
- ISO AUTO(ノイズをなくしたいときはISO 50〜800)
- 絞り優先、中央重点測光
- 記録形式はRAW
- ディスプレイに画像処理しない画像が表示されるように設定(処理済み画像だと、ISO 100も25600も同じに見える)
- レンズなしレリーズをする
- 赤外線リモコンを受け付ける
撮影例
HE染色したリンパ節の標本を、20×の対物レンズを使い、ISOのみ変えて撮影。顕微鏡の35mmカメラ用視野枠の90%位が写る。RAWで記録し、Lightroomで色温度と露出のみ調整。
目的によるが、透過像をノイズレスで撮影するならISO800まで。暗い蛍光像を撮影するならノイズとのトレードオフでISO25600まで。



ディテールの比較のため、画像の一部(左下の部分;フルサイズの10%の大きさ)を切り抜いた。


