WEEK3 Day2 腋窩とその前後の筋

Dissection showing the contents of the axilla. Colour lithograph by G.H. Ford, 1867. Wellcome Collection. Source: Wellcome Collection.

今日の手技上のポイントは何をおいても鈍的剥離。メスを置け、ハサミの刃はがまん。

腋窩とその後縁・前縁をなす筋を剖出していく。

  • 腹臥位のまま、肩甲骨周辺の筋を剖出
  • 仰臥位にして、胸筋を剖出
  • 腋窩を剖出(来週継続)
  • この間、神経、血管を剖出し同定していく

筋を剖出する前に、深筋膜がコンパートメントをなしていることを意識する。

浅筋膜の剥離で皮神経を出してみる。

前説

  • 2つのIDタグは極力外さず残す
  • 腋窩の概念を掴む
  • リンパ節は剖出して性状や分布がちゃんとわかるように。がんや炎症の臨床で重要だから。わかったら順次外す
  • 動脈・神経の枝の同定は、何を支配するか、そこへ向かうかで。ツナコロッケはともかくとして
  • 腕神経叢
    • 基本5本、プラス、内外胸筋神経など
  • 肩甲骨周りの筋の隙間でいくつかの神経を同定する。腋窩神経には前から引っ張れるように長い糸を結んでおく
  • 男性の解剖体担当の班は、乳腺の観察を女性の解剖体担当の班で

スケッチ

  • 腕神経叢を模式的に描き、神経を黄色、動脈を赤で彩色
  • 同定根拠を記す
  • 10月25日までにスケッチを仕上げ、26日午前に試問

グラント解剖学実習の訂正

  • p.32 項目7 鎖骨下→肩甲下

進捗

  • 午前中でだいたい肩甲骨周りおわり
  • 16:30、大胸筋をひるがえすところ〜腋窩鞘でるかでないかのところ。遅れ気味
  • 18時以降、キリのいいところで打ち切り終了
  • 1830 閉場

筋腹を上手に切るには、裏をまず浮かせてハサミで

筋腹の切り方