7-ZipはZipよりも圧縮率のよいアーカイバ。
Windows版にはGUIがある。Linux / Unixのコマンドラインで使うバージョンはMacにもポートされている。
インストール
- ターミナルを起動
- Homebrewのインストールがまだだったら、先にそれをインストールする
- Homebrewでp7zip(コマンドライン版)をインストールする
$ brew install p7zip
アーカイブをつくる
準備
- 作業用のフォルダを用意:アーカイブするファイルやフォルダをそこにまとめておく
- ターミナルでそこに移動:「cd(スペース)」まで打って、Finderで作業用フォルダをターミナルのウインドウにドラッグ&ドロップする
圧縮してアーカイブする
アーカイブするものは、ファイルでもフォルダでもよい。複数あれば、スペースで区切って列記する。アーカイブの拡張子は自動ではつかないので、明示的に指定する。
$ 7z a (アーカイブ名).7z (アーカイブするもの)
圧縮しないでアーカイブするだけ
JPEGなどすでに圧縮してあるファイルは、ほとんど圧縮されない。圧縮をオフにすると、時間が掛からない。「-mx=0」を付け加える。
$ 7z a -mx=0 (アーカイブ名).7z (アーカイブするもの)
ZIP形式のアーカイブを作る
「-tzip」を付け加えるとZIP形式になる。
$ 7z a -tzip (アーカイブ名).zip (アーカイブするもの)
分割されたアーカイブをつくる
ファイルのアップロードなどで、最大アップロードサイズに制限があるときには、アーカイブを分割すればよい。「-v(分割サイズ)」を付け加える。「-v」の後にはスペースを入れない。サイズ指定には「k, m, g」が使える。Zip形式でも分割できる。分割されたアーカイブには、「001」から連番が付く。
$ 7z a -v1g (アーカイブ名).7z (アーカイブするもの)
解凍
解凍にもp7zipを使う。Stuffit Expanderも解凍しようとするが、正常に解凍できないようだ。
アーカイブの中身をチェック
$ 7z l (アーカイブ)
解凍する
$ 7z x (アーカイブ)
分割されたアーカイブでは、最初のだけ指定すればよい
$ 7z x (アーカイブ).001
解凍先を指定する
「-o」のあとにはスペースを空けずに解凍先のディレクトリ名を入れる
$ 7z x -o(解凍先) (アーカイブ)