フィッシュルームのメンテナンス項目

起こり得る事故

  • ヒーターの空だき
    • カルキ抜きタンクとリザーバタンクにはヒーターがある。タンクが空の状態で放置しない。水が蒸散するとヒーターが空だきになり、破裂、炎上など。
    • 清掃の時にはヒーターの電源オフ
  • カルキ抜きタンクへの注水時の溢れ
    • 冷たい水がシステムに混ざり、水温が下がって魚が死滅
    • まわりに飛び散る量がおおいと、階下まで漏水
    • 自動止水器はあるが、故障するかも。水栓も止めるのを忘れない
    • 水漏れ検知器があって、大音量で知らせるようにもなっている
  • システムからの水漏れ
    • リザーバタンクの水位が下がると水が循環しなくなり、水質低下し、魚の被害に
    • 個々のタンクに入れるチューブが外れてシステムの外に向き、少しずつ漏れることがある
    • 床排水の排水口が詰まっていないかチェック
  • 魚のタンクの排水の目詰まり
    • 排水の孔や網がゴミで目詰まりすると、タンクの縁から水が溢れて魚が逃げ出す
    • 時々掃除
  • 魚のタンクへの注水の目詰まり
    • タンクの水質悪化で魚の被害に
    • チューブをときどき点検。チューブをしごいて、詰まったゴミを飛ばす
  • 魚の共食い
    • 育成中に魚の大きさの差が大きくなると、大きい魚が小さい魚を食べることがある
    • 黒いフンがあったら、共食いのサイン
    • すぐにタンクを分ける
  • 魚の由来がわからなくなる
    • タンクから逃げ出した魚をみつけたら廃棄

自動給餌器のないタンクへの餌やり

  • 成魚にはフレークフード
  • 稚魚には適宜合ったものを
  • タンクにゴミが溜まっていたら掃除

Gemma Micro (ジェンマ・マイクロ)ZF

上のカルキ抜きタンクへの注水とエアレーション

必要時

  1. カルキ抜きタンクが空の状態からスタートするとして:
  2. 自動止水器のメモリを250Lに合わせる
  3. 水栓を開けて注水
  4. 自動止水器が止まったら、水栓を閉じる
  5. 一晩エアレーションしてから使用

システムの水交換

週1〜2回

  1. カルキ抜きタンクの水栓を開けて、下のリザーバタンクに注水
  2. リザーバタンクが溢れてもオーバーフローから排水される。全量落としても大丈夫
  3. カルキ抜きタンクを満杯にしておくのを忘れない

タンクの掃除

必要時。毎日1タンクずつなど適宜

  1. タンクが汚れたら、魚を新しいタンクに移す
  2. タンクをシステムに取り付ける
  3. 汚れたタンクはブラシとお湯で洗う

ゴミの吸い取り

必要時

  1. タンクの汚れが軽く、ゴミが底に溜まっただけだったら、サイフォンで吸い取る
  2. 餌が多すぎないかチェックして調整

自動給餌器と餌のチェック

週1〜2回

  • 自動給餌器に餌があるか(残り少なければ追加)
  • 餌の出口が詰まっていないか(容器を外して振る)
  • カビやダニで汚染されていないか(下記)
  • 電池はあるか(マニュアルボタンを押して回るか、時計表示はOKか)

自動給餌器が汚染されたら、胞子やダニが飛散しないように注意しながら、容器を熱湯に浸ける。装置は電池室を開けて70%エタノールを噴霧。

全体の掃除

必要時

  • 床はモップで清拭
  • 流しはスポンジなどで
  • カビたら70%エタノールを噴霧(火気注意・換気すること)
  • エアコン、換気装置の掃除
  • システムの掃除

不要になった魚の処理

  • バケツに氷水をつくる
  • 魚を氷水にいれて急冷して凍死させる