Realiaで解剖体のCTが一部みられない件の回避策

INTAGE Realia 2011で次のような不具合が確認されました:
3200番台の解剖体のCT画像を開いたとき、「不適切な画像が混入されている」とのメッセージが現れ、そのまま処理を続けると連続画像のうち最初の41枚(頭部に相当)しか表示されない。3300番台の画像では問題ない。


回避策0
INTAGE Realiaの「収集番号で絞り込み」を解除することにより、すべてのスライスを読めるようになります。(エラーメッセージは同様にでますが) 方法はこちら:
https://sites.google.com/site/intagerealia/tips2#d12
回避策1
iPod touchのOsiriXを使う。画像を表示させて右上の「シャッター」の形のアイコンをタップすると、その画像が写真としてiPod touchに保存されます。「写真」アプリでそれをみられます。iPod touchをPCにケーブルで接続すると、その写真をPCに取り込めます(デジカメと同じように)。
回避策2
代替のソフト(無料)をPCにインストールして使う。2Dと、任意の方向での3断面(MPRといいます)が使えます。RealiaやOsiriXのようなリアルな3Dはできませんが、課題には十分と思います。
回避策3
解剖実習室のMacのOsiriXを使う。JPEG画像に書き出せば、ワープロ書類に貼り付けられます。データを持ち出すのにはUSBメモリを使ってください。
状況の推定
どのCT画像も全身をいくつかに分けて撮影し、それらをつなぎ合わせて全身のデータにしています。3200番台の画像では、最初のつなぎ目でINTAGE Realiaの処理が停止しています。3300番台の画像は異なるCTで撮影されており(たまたま)エラーがでないようです。昨年度は問題なかったので、最近のバージョンに入り込んだバグないし仕様変更と思われます。