ハンマーを買う

腱反射に使うハンマー。打診器、打腱器ともいう。英語では、reflex hammer、neurological hammerなど。いろいろなタイプがあり、開発した医師の名前で呼ばれることが多い。

臨床実習では病院にあるのを借りるかもしれないが、練習には自分のも必要。

テイラー Taylor

安価で、もっとも普及している。米国ではその形状から、トマホークtomahawkとも呼ばれる。John Madison Taylorが1888年に開発。

持ち歩くのに向いている。小型で軽い。軽すぎて反射は比較的出にくいとされる。ハンドルの終端が尖っていて、足底反射に使える。ここが尖りすぎている製品が多く、いくら足底の皮膚が厚いとはいえ痛い。永くいわれている難点だが改善されない。ゴムの部分が、シリコンゴムになっているもののほうが、劣化が少ない。Taylor 2.0という大型のもある。

バビンスキー Babinski

長くて硬い柄の先に、タイヤのような形のものが付いている。Joseph Babińskiが1912年に開発。Abraham Rabinerによって米国にもたらされたので、Rabiner-Babinskiとも。

比較的反射を出しやすいとされる。携帯用に、柄を伸縮できたり、タイヤの部分をたためたりできるタイプもある。製品名(申請名)が「バギンスキー」とあるのが多い。

クイーンスクエア Queen Square

バビンスキーと似ているが、柄がしなる。最初に使用されたNational Hospital for Nervous Diseasesがロンドンのクイーンスクエアにあったことから。英国ではよく使われる。日本では「ラビナー式」として売られていることがある。

しなりを利用して上手くたたけるという意見がある一方、狙いを定めにくいとの感想もある。

トレムナー Trömner

金属またはプラスチックの柄に、大小2つのラバーが付いている。Ernst Trömnerによる。

反射が出しやすいとされ、米国で人気がある。レビュー

バック Buck

トレムナーに似ている。針と筆が仕込まれている。

関係があるのかどうか、米国のタレントSteve AllenがBuck Hammerという別名を使ったことがある。

Colorflex

ドイツKIRCHNER & WILHELM GmbH + Co. KGのデザインのハンマー。

工藤式打腱器

反射を出しやすい打腱器として、日本で人気が高い。柄が金メッキされていて、「ゴールデンハンマー」と呼ばれることの方が多い。ネット通販では入手できないので、町の医療用品取扱店で。1万円くらいで、金メッキなりの価格。レビュー

参考文献:

アイキャッチ画像:Wikimedia