体温計を買う

感染防御策では体調管理も重要だ。体温計測もそのひとつ。体温には個人差や変動があるから日常的に自分の体温を計測しておこう。特に、解剖学実習のある日には必ず体温を計測しよう。

流行時に家庭内でゾーニングする可能性に備え、家庭には体温計を2本〜人数分備えておくと良い。

医療機関向けの体温計 ET-C207。30秒予測検温。消毒薬で清拭・浸漬消毒できる。電池交換はできない。耐用期間5年または1万回。価格 ¥2,850(税別)

一般向けの体温計 ET-C231P。20秒予測検温。水洗いできる。電池交換できる。価格 ¥2,500(税別)

一般向けの体温計 MC-687。15秒予測検温。電池交換できる。価格 ¥2,280(税別)

 

予測検温式を選ぶ

電子体温計には、数十秒で測れる予測検温式と、計測に10分間要する平衡温式とがある。価格が少し高く正確性に少し劣るが、予測検温式を選ぼう。いつも測るには10分間は負担だ。

体温計で測ろうとするのは深部体温。体温計を差し込んで腋窩を閉じると、深部体温が腋窩動脈から腋窩に伝わり、平衡に達する。それがおよそ10分後。その平衡温を測るのが正確だが、温度上昇のカーブから平衡温を推測することができる。それに要するのが数十秒。

多少の誤差よりも再現性が重要なので、同じ体温計で同じ条件で測るのがよい。重要なのは、体温計の当て方。センサーが腋窩動脈にあたるように腋窩に差し入れ、上腕でじっと押さえる。

体温を測ったら、日時と体温を記録しよう。iPhoneやApple Watchを使っているなら、ショートカットを使ってヘルスケアに記録すると簡単。

体温を記録するショートカットの例

 

非接触式体温計(皮膚赤外線体温計)は使えるか

個人の健康観察には使えない

皮膚赤外線体温計は、多数の人のスクリーニングのために事業者等が用いるもの。皮膚表面の温度を深部体温に換算して表示する。表示値は、体温だけでなく気温などに大きく左右される。誤差が多く、個人のバイタルサインの計測には信頼を置けない。

医療機器としては特定管理医療機器に区分される。この認証を受けていない品も多く販売されているので、認証を受けているのを選ぶこと。

事業者向け製品。使用についてのメーカーから注意がある