WEEK10 Day1 肛門三角~尿生殖三角

<前説>

今日の剖出チェック:坐骨海綿体筋、球海綿体筋、浅会陰横筋
男性班 +陰茎の動静脈

肛⾨三⾓ 脂肪の多い部位の解剖ですので、鈍的に脂肪を取り除いていく

坐⾻肛⾨窩 下直腸神経(動脈)は明日の試問の課題なので、丁寧に剖出すること。

男性の外⽣殖器 一般的に特に問題なく解剖できます。ただし、教科書(グレイ)では陰茎の断面図の解説が甘いので、実習書で各部位(特に血管・神経似た名称が多い)を覚えること。

⼥性の外⽣殖器 アトラス以上に「立体的」です。しっかり脂肪をとっていくことが重要。剖出できれば構造はシンプル。

『浅会陰筋膜の膜様層(コリース筋膜)を同定する必要はなく…』:←(かなりの量の)脂肪組織を取り除くと硬い結合組織が出てきますが、それがコリース筋膜です。これを会陰膜(下尿⽣殖隔膜筋膜)だと誤認するケースが多いです。コリース筋膜はできる限り鈍的解剖で取り除いてください(どうしても硬い班は切ってもいいが、切る位置を考える)。

女性の坐⾻海綿体筋と球海綿体筋:かなり薄弱していることがあるので、慎重に脂肪を取り除いてください。※GDVみたいにガッツリ筋肉のある班はほとんどないと思う

前庭球:これもよく観察しないと球海綿体筋と一緒に除去してしまいがち。血液が溜まっているとプニプニしている。

深会陰隙 深会陰隙は解剖しないで OK です

※早い班は今日の範囲が終わったら、骨盤腔へ進む(明日一斉にスタートするとストライカーが混雑するため)。

ストライカー 取り扱い注意。きれいな手で。届かないところは手ノコを併用。

明日、陰部神経の剖出で、班によっては大臀筋をめくらないと見えない場合があるので、グラントp168 1〜12を予習してきましょう