WEEK10 Day2 骨盤腔~動脈・神経叢

<前説>

今日の剖出チェック:陰部神経の剖出(S2~S4から出て外肛門括約筋に入るまで)、肛門挙筋腱弓の剖出

骨盤腔:一般的に問題なく進められます

内腸⾻動脈:静脈は必ず除去(※自律神経の神経叢を一緒に除去しないように)
授業でも話したようにバリエーション豊富、行き先で判断する

陰部神経の剖出をやる班は特に理由がない限り、切断して切り離した側(普通は左)で同定する
体表側で、陰部神経が大殿筋の深くに入っていく場合は、グラントp168 1〜12の手順通りにやって大殿筋をめくり返す。

S2〜S4が合流して陰部神経になるところがはっきり見える場合と、かなり深い部分にある班がある。極端な話、大坐骨孔を出てから(仙棘靭帯の下方で)合流する班がある。その場合、殿部から攻めた方が早い。骨盤内外から神経を引っ張ったときに、反対側が動くかを確認しながらつながりを見ていきましょう。内外で全く別の神経(下殿皮神経か坐骨神経)を頑張ってキレイにしてる班が稀にある。

仙棘靭帯・仙結節靭帯を切らない!!
切らないと見えない場合もあります、切る前に2靭帯の間を陰部神経が走行していることを確認してください
切る前にできれば教員に相談してください

骨盤隔膜:肛門挙筋の3つの筋をきちんと観察する