『みんなのアマビエ』とコロナ対策フェア
新型コロナウイルスが日本でも流行した第一波のころからSNSでバズった「アマビエ」。妖怪マンガ家の水木しげる氏のイラストと、それの元になった京都大学図書館収蔵の古文書の絵がよく知られるようになった。
「アマビエ」です。水木しげるの原画を撮影しました。
江戸時代、熊本の海に現れ「疫病が流行ったら私の写し絵を早々に人々に見せよ」と言って海中に姿を消した妖怪、というより神に近い…もの。
現代の疫病が消えますように。 pic.twitter.com/0P7HfyRe8h— 株式会社水木プロダクション (@mizukipro) March 17, 2020
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、利用者のみなさんにはいろいろとご迷惑をおかけしております。
疫病の際に絵を描いて見ると良いとされる妖怪アマビエを置いておきますね。貴重資料デジタルアーカイブで公開されておりますのでご活用ください。https://t.co/CR33QLq7WI pic.twitter.com/I5xu6IIJhN— 京都大学附属図書館 (@kumainlib) March 6, 2020
古文書とは思えないようなポップな絵柄と、「写し絵にせよ」と最初から二次創作許諾済ということから、いろいろなアマビエが制作された。
『みんなのアマビエ』はそういう二次創作物をあつめた本。マンガ家、イラストレーター、人形作家、和菓子職人などによるいろいろな作品が収められていて興味深い。作家たちの普段の作風と比べるのも楽しい。
この『みんなのアマビエ』をはじめ、新型コロナウイルス対策や感染症全般の本を集めたフェアが本学図書館全館で開催された。医学図書館は今月末まで 来年2月末まで 延長されている。院内感染制御の本は特によく利用されているようだ。
これまで以上の規模の第3波が始まっている中、あらためて感染対策の知識を補強していきたい。入館制限はまだ続いているけれども(学生は要予約)、みてみよう。
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