Day 7 Week 2 上肢の骨、脊柱
午前は骨学実習の上肢(上野)。実習講義30分に続いて、実習。
班でよくディスカッションし、自分の体も使って理解しているようだ。
午後は解剖実習。脊柱(依藤)。
13:00 実習開始
13:10 CTによる脊柱管の測り方、双鋸・ノミ・ストライカーの説明
15:10 1班目終了
17:00 あと2班
作業に関するFAQ
Q、黄色靱帯何処ですか?
A、椎弓と椎弓の間です。硬膜外腔に見えるのは脂肪です。
依藤メモ
*脊柱管を開くところでは実習書にはノミを使うように書いてあるが、双鋸と電動ノコ(ストライカー)を主に使用し、ノミを補助的に使って脊柱管を開く。双鋸の幅の調節はCTで脊柱管の幅を確認し、それ以下の幅にネジで合わせる。ストライカー使用上の注意は後ほど全体に対しおこなう(←説明済み)。
*ノミとヤスリを間違えないこと! 柄に黄色い丸のついているのはヤスリ。ノミは箱の中に大きさの違うのが何本も入っています。
*脊髄の観察:実習講義の際に伝えましたが、実習書に書いてある観察項目が終わったら、脊髄を内終糸、根糸を切りながら上方(頭側)へ持ち上げ、脊柱管を開けた上端で切断、取り出して外形・断面等の観察をおこなってください。取り出した脊髄は観察が終わった後も臓器保存用バケツには移さず、ご遺体の付近に置いておいて下さい。
*グラントの実習書には内終糸と外終糸を区別しているが、多くの解剖学書では「内終糸」を単に「終糸」と記載していることに注意。(「外終糸」の用語はあまり使われることはない。)