Gray’s Anatomy Review, 2E

解剖学の学習が単純な暗記に陥らないようにするためには、症例にチャレンジするのがよい。本書は米国のUSMLE Step 1に対応した問題集で、すべて5択の症例問題になっている。

Gray’s Anatomy for Studentsに準拠していて、同じ章立てになっている。ただし、すべての章が発生学の問題から始まっているのが異なるところ。また、発生学だけの章が最後に追加されている。問題は全部で1,381問ある。

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各章とも発生学の問題から始まる(ダウン症に合併する心奇形で多いのは?)
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解剖学の問題(乳がん術後の翼状肩甲?)
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画像解剖学の問題も(食道と接する構造?)

すべての設問に正解と詳しい解説がついている。解説にはGray’s Anatomy for Studentsなどから採られた図が豊富に使われている。発生学の図はBefore We Are Bornから。

また、Gray’s Anatomy for StudentsNetter’s Atlas of Human AnatomyMcminn’s Clinical Human Anatomyへの参照ページが記されていて、詳しく知りたいときに役立つ。

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心臓の隔壁の発生
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乳腺のリンパの流れ

Student  Consultに対応しているので、冊子体を買えばInklingの電子版も使える。書籍のままに全文と図がみられるだけでなく、同じコンテンツがインタラクティブなクイズ形式にもなり、進捗も記録される。一覧性では電子版が冊子体に劣ることは否めないが、可搬性が冊子体より優れインタラクティブにも使えることから、学習教材としてはより有効に使えそうだ。

冊子体同様の静的な表示。「Interactive Assistant」をタップすると、クイズ形式になる
冊子体同様の静的な表示。「Interactive Assistant」をタップすると、クイズ形式になる
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選択肢をタップして選らび、「Check answer」で採点
正解すると、問題の解説を読める
正解すると、問題の解説を読める

更新履歴

  • 2016年11月2日 Inklingのコンテンツの部分を改訂
  • 2015年7月27日 最初の投稿