医療者のためのWeb会議システム活用メソッド

事例で学ぶ 医療者のためのWeb会議システム活用メソッド

事例で学ぶ 医療者のためのWeb会議システム活用メソッド

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もくじ(グレーの文字は評者メモ、★は特に興味深かったポイント

  1. Chapter 1 Zoomを使うためのTIPS
    1. Zoomを用いたオンライン講義のコツと落とし穴:Google Forms, Kahoot, ★著作権の特別免除は今年度末まで
    2. もう一歩進んだZoomを便利に扱うためのTIPS:ネットワーク速度計測
    3. ハード面から考えるZoomの環境整備
    4. Zoom × ARS:Mentimeterを使用して:Mentimeter
  2. Chapter 2 クラウドサービスで医療情報を扱う際の注意点:セキュリティと★事故時の対策
  3. Chapter 3 事例報告会
    1. 院内カンファレンスが禁止されたら?―Web会議システム導入の経験―:Microsoft Teams, Google Meet
    2. 産婦人科クリニックでのZoom活用事例報告
    3. オンラインファミリークラスの実現―コロナ時代を生き抜け‼ 開業助産師の手探りの記録―
    4. 手作りのオンライン研究会
    5. Online Surgical Video Discussion(OSVD):YouTube Live
    6. オンライン読書会―学習コミュニティを作るために―:Google Jamboard
    7. オンライン傾聴サービスの立ち上げ経験―「感染症と闘う医療介護従事者の話を聴く会」―
    8. Social Network Service(SNS)を活用した医学生に対する外科教育:LINE
    9. Zoomを用いた遠隔腹腔鏡実技トレーニング:ビデオキャプチャーボードで内視鏡映像をZoomへ
    10. Googleアプリを利用したPaper/Tutor Less PBLの開発と導入:Google Drive / Slide / Forms / Meet
    11. Googleアプリ活用した“身につく”指導医講習会
    12. 臨床推論スキルを鍛えるには?―学習者共同学習を活用した持続可能なオンライン臨床実習―:Google Classroom
    13. オンライン外科勉強会のすすめ
    14. 魅力的な動画を編集するための基礎―学会発表からYouTubeアップロードまで―
  4. 番外編 オンラインの飲み会のTIPS

 

本書の出版は昨年の7月。4〜5月の緊急事態宣言が解除され、8月の第2波が生じる直前だ。本学では前年度末に慌ただしくZoomによる遠隔授業が決まり、セキュリティ問題に対応したり、正式契約にこぎ着き、全学認証を必須化したりなどの混乱が落ち着いたところだった。医学科の臨床の授業では学内サーバによる遠隔授業のシステムが稼働し、スケールアップも図られていた。

最初の章では、Zoomによる遠隔授業のポイントがかんたんに整理されている。今やコロナから一年を過ぎ、遠隔授業の経験も一周終えたところだが、改めて確認しておきたいことは少なくないだろう。

続いて、14の事例がある。そこでは、Zoom自体だけではなく、それと合わせて使うサービスとしてGoogle Formsなども紹介される。Microsoft Teams、Google Meetの事例もある。実際に則して具体的に書かれている。系統だってはいないし、踏み込みの程度もいろいろだが、参考になることがみつかるだろう。

本学では、Zoomの他にも、Microsoft TeamsやGoogle Apps (Forms, Classroom, Meetなどを含む)も利用できる。

1-1 オンライン講義のコツ:甘くない

 

1-1 著作権処理

 

2 情報漏洩事故の時の対策

 

3-6 Google Jamboard

 

3-9 ビデオキャプチャーボード(ゲーム配信でよく使われる)