SpyderCUBE

 

視診所見、生体試料、検体などの撮影の際には、色調や階調を正確に再現したい。

SpyderCUBEは、立体物の撮影で色調と階調の基準に使うツール。テスト撮影の時にこれをいっしょに写し込む事で、色調と階調の画像処理が容易になる。

プラスチックの立方体は、白、ニュートラルグレイ(写真工学上の適正露出の基準になるグレイ)、黒の面があり、黒の面には絶対的な暗黒として使う孔が空いている。鏡面の球体は、照明の様子も移し込むためのもの。三脚に取り付けるためのネジ穴、被写体の近くに吊るためのストラップもある。

各面はそれぞれの色のプラスチックを貼り合わせてできている。塗装ではないので、剥がれて使えなくなることはなさそう。反面、プラスチックの地のママの半光沢なので、光源が反射して明るめに写ってしまうことがある。写すときに向きに注意するか、PLフィルターを使うか。

本体、ポーチ、ストラップ、説明書付き。

 

セット内容

 

本体

 

Macの写真アプリでホワイトバランスと階調を調整:ホワイトバランスのスポイトでグレーの面を拾い、カーブの3つのスポイトで対応する面と孔を拾う

 

皮膚の色などの中間色も正確に再現するには、カラーチャートも併用する。高演色性の照明も重要。小物の物撮りなら美術制作用のデスクライトを流用できる。