2024年度 解剖学アンケート調査
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肉眼解剖学の授業終了後に、アンケート調査を実施した。
- 調査方法:全学認証されたGoogleフォーム
- 対象者:2024年度肉眼解剖学履修生133名
- 調査期間:2025年1月30日〜2月25日
- 回収率:80.5%;研究利用可に限ると 76.7%
評価をたずねる設問は、同意する程度を答えるリッカート形式。数値は設問にどのくらい同意できるかを示す(5=同意できる ~ 1=同意できない)。これをリッカートプロットにまとめた。中央の値(3)を中心に揃えた積み重ねバーグラフで、バーが右に行く程よい。他は円グラフやバーグラフにまとめた。
授業全体
授業全体について訊ねた。
Grant’s Disscection Videosについて
本学では肉眼解剖学履修生の学習に供するためにGrant’s Dissection Videosを契約している。全78本のビデオのうちどのくらいが視聴されたのか、それがどうだったのか、訊ねた。
2/3のひとが6割〜全部を視聴していた。おおむね高評価が得られた。ただし、アクセス、ナレーションの分かりやすさ、試験への有用性は、評価が分かれた。アクセスの改善や、ナレーションの日本語吹き替えないし日本語字幕は、版元に改善を促したい。試験の出題に積極的に利用していたら、有効性の評価は違っていただろう。
解剖班
解剖班はプログラムによる組み合わせで作成された。高評価が得られた。
CTとエコー
本学では解剖学実習にCTやエコーが取り入れられている。おおむね高評価が得られた。習得には改善の余地があるが、授業時間の制限もあり以降の学年も含めた学習も視野に入れたい。iPadはよく役立てられていた。
IT
解剖学の授業ではブログなどのITを活用していた。高評価が得られた。
試験
試験は3回がよいようだ。試験は多少多め、難しめだったが、知識の習得を促すにはちょうどよいと思われる。
教科書・参考書
解剖学の授業では、教科書がよく利用されている。他大学に比べてもよく売れていると聞く。『グラント解剖学実習』は指定。『グレイ解剖学』、『解剖学カラーアトラス』はほぼ指定。『Gray’s Anatomy Review』は試験の出題に使うと公表している。『小説みたいに楽しく読める解剖学講義』は教員の著書。
部活・アルバイト
多くのひとが週当たり1〜数回の部活やアルバイトに励んでいた。ゼロのひとも多い。
試験対策
試験対策は2週間前から始める人が多かった。
普段の学習は1日あたり30分〜2時間の人が大半だった。試験対策には1日あたり5〜12時間かけていた。
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