WEEK5 Day1 胸壁と胸膜腔
今週は木曜日が休日と重なるので実習は1日だけ。胸壁を調べ、胸腔を開けて、胸膜腔を学ぶ。
胸壁
- ブリーフィングのときに確認しておく。
- テキストで:胸骨角のレベルにある構造:第2肋軟骨、大動脈弓、気管分岐部、肺動脈分岐部、第4・5胸椎間
- 自分の体で:手袋を付ける前に、自分の胸骨角を触知し、第2肋骨をみつける。
- 自分の体で:心尖拍動の位置を確認する。そこは鎖骨中線上か?
- 解剖体で:肋骨を数える。鎖骨中線、前・中・後腋窩線を確認する。
- 肋間の層構造:VANの通る深さ・位置を確認する。肋間に鈍的にプローブを通してみよう。
- 怪我に注意! 肋骨の断面が鋭い。布で胸壁の断面を養生する。
- 前胸壁を外すとき、内胸動脈のことを忘れない。
- 解剖器具
- 肋骨剪刀(日本フリッツメディコより)
- 骨剪刀(日本フリッツメディコより)
- 板状鋸(夏目製作所より)
- 肋骨剪刀(日本フリッツメディコより)
胸腔・胸膜腔
- 壁側胸膜が破れているはず。外した前胸壁とみくらべて、もとの形を想像する。
- 胸膜洞や胸膜頂まで、胸膜腔全体に手を差し込んで、広がりを確認する。
- 肺門、肺根、肺間膜に触れて確認する。
- 肺、心臓、縦隔の位置関係を原位置で確認する。前胸壁とも対応づける。位置の目安を教科書の図もみながら確認する。
- 肺の大きさや性状をみる。
CT課題に備えて
- CTでみて胸水があれば、胸壁を開くときに胸水をもらさないようにしよう。およその量(重さで)や性状を記録する。漏れた胸水はスポンジで回収しよう。膿盆とスポンジのドライウエイトをあらかじめ量っておくとよい。
- 心胸郭比を計測して心肥大がないかを実地にみる。
試験に備えて
- 背部や上肢を班員同士でレビューしておこう。重要なポイントを見落としている班員がいないか。憶え漏れはないか。名称を英語でもいえるか。
- 筆記、マークシートとも、HBの鉛筆を使用のこと。
- マークシート用鉛筆を買う
- 答案をスキャンするとき、硬い鉛筆は写らない。柔らかい鉛筆は擦れて他の答案まで汚す。
FAQ
- 胸膜腔にあるゼリー状のものは、胸水が凝固したもの。
進捗
- 13時出席チェック、遅刻2
- 前説 〜13:13
- 実習のこと、試験のこと
- 胸部CTチェックリストを回収
- 14:50 10班おわり
- 14:50 終了
- 翌年度:液体回収の道具(注射器)、キャストカッター