エキスパートナース 2022年4月号
エキスパートナース、新年度増大号。表紙の成長物語もシーズン2に突入し、新しいスクラブ、新しい部署でストーリーが展開するのだろうか。
今年度から、医書.jpでの配信も始まった。医書.jpで購入すると、本体の他、付録も1つの電子書籍に含まれる。付録のポストカードは、冊子体はページを切り取って使うようになっているが、電子書籍のは印刷して使うことになろう。
エキスパートナースの4月号は毎年度ボリュームアップで、2022年度は特集4本、特別記事1本、特別付録2点、プラス、リットマン聴診器クラシックⅢ10名を含む全100名プレゼントつき。
最初の特集は、各診療科での看護のポイント。医療も看護も診療科によって重点に違いがある。新任やローテーションで新しい分野に入るとき、あるいは、日常で他科と関わるときに。イラストと簡明な文章で要点をサッと掴める。解剖や生理などの基礎医学も大事といってくれていて、ありがたい。
以下の紙面の画像は、電子書籍のスクリーンショット。
特集の2番目は、新型コロナ。感染対策、感染症患者のケア、自信の健康管理など、それ以前はおろそかにしていたことを考えさせられた。そのまとめ。
特集の3つめは、勉強法。医療従事者は、ともかく忙しい。かといって、勉強を継続しないと、知識は陳腐化され、技量は鈍る。少ない時間の中から勉強の機会を捻出し、効果的に学ぶスキルは、学生までとは異なる。諦めるべきポイントもある。
求められる知識量が多く、実習などもあって忙しい医学生にも参考になる。
特集の4つめはビジネスマナー。名刺交換の仕方などビジネスマナーそのもののもあるが、どちらかというと患者に即したよろこばれる応対の心掛け。國松氏の連載「患者をみる技術」にも通じる気がする。
特別記事は、アンケート回答に見るコロナふり返り。「大変だった」とのことばがならぶ。大変で夢中でいると、記憶が霞みがち。ことばにして記録し、収集して、ふり返るのは大切。
國松氏の連載はいつもどおり興味深い。そして、同じ号の特集をいきなり躱している。
イワケン氏の連載もいつも通り、考えさせられる。
付録の小冊子。電子書籍だと本体と同じ大きさ。
1月号や4月号という節目の号には、編集部から読者へのメッセージがある。
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