第2回中間試験、CT課題
12月8日の中間試験について
- 日時
- 予定表参照
- 試験場
- 基礎医学大講堂と中講堂
- 席順表が共有ドライブにあります
- 出題範囲
- 胸部および腹部
- この範囲の実習、講義、前説、デモ、横断標本、英単語
- 『グレイ解剖学』など代表的な教科書に概ね共通して記載されていること
- 発生学の講義で取り上げられたうち、胸部・腹部にあるもの
- 試験形式
- マークシート(一部英文)
- 一問一答の記入式(日本語)
- 英単語は訳語(日英・英日)を記入
- マークシート、記入式ともHBの鉛筆を使用のこと。これより濃い鉛筆は不可
CT課題について
- サイト内にある説明を参照されたい
- 陥りやすいポイント
- 病変・死因を探す課題ではない(あると書きやすいと言うだけ)。実地で見たことを、CTに対応付けて読影医に伝えるつもりで記述する。CTがぼんやりしていても、解剖でよく観察してスケッチしたら良い
- 例:読影医「腹水が溜まっていてよくみえないな、肝臓に腫瘤がいくつかあるのはどうにかみえるけど転移かな」解剖履修生「腹水がたまっていました、肝臓の腫瘍は1〜数センチで3個みつかりました、S3と4にありました、膵体部に腫瘍があったのでそれが原発かと」…を文章と図で
- 死後変化を取り上げるのはやめてほしい
- 病変・死因を探す課題ではない(あると書きやすいと言うだけ)。実地で見たことを、CTに対応付けて読影医に伝えるつもりで記述する。CTがぼんやりしていても、解剖でよく観察してスケッチしたら良い
- 減点されやすいポイント
- CTの選択が間違ってる
- スライス厚、造影前後の違いで6種類あるから、言いたいことに合っているのを
- 例:動脈壁の微妙な石灰化を言うのに造影してあると邪魔
- ウインドウが間違っている
- 例:肺野の話なのにウインドウが縦隔用なのは、そもそも見たいものが見えないのでだめ
- スケッチの向き、位置、物が不明
- 描いた人にはわかるのだろうけど、他人にはさっぱり???
- CTと対応づけできない
- 上下、前後、左右
- スライスしたならどのレベル?
- 描かれている各部に名称を入れる
- CTの選択が間違ってる
- スケッチが不要になり得る例
- CT上の胸水を画像上でできる範囲で詳細に調べ(ROIで3D化して容積も算出したとか)、実習では胸水の量の数値や性状を詳しく文章化し、心肥大(数値で)など他の情報とも関連付けて考察した。胸水自体をスケッチしてもしかたないので省略
- 〆切は12/22 朝8時(予定表に2つ入っていました。遅い方)
- 提出先はGoogleフォーム(アドレスは個別に通知済み)
提出後の編集方法
- 文章だけなら、必要な部分だけ修正できる
- フォームから提出すると、提出された内容のコピーがメールで返される。そこに「回答を編集」ボタンがある。それをクリック
- 画像の差し替えはできない
- 画像を差し替えたいときは、再提出
- もとの提出用リンクを使い、最初からやり直し
- 回答のコピーのメールをなくしてしまって、編集したいときも、再提出
- 〆切までは修正可
12月9日 アドバイス
CT課題に数件提出があったので、簡単に所見を。
欠点を減点していって成績になるところ、たぶんどれも、合格点は残らなそう。
全体として、みた人がCTと解剖した様子とをリンクできないと大きく減点。それが課題の趣旨なので。
主な欠点は画像に集中している。
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CT画像はスクリーンショットでもいいが、メニューやツールバーは要らない。トリミングする。余白も減らすようにズーム。画面の四隅にでる情報はあったほうがいいので(特にウインドウ)、入るように考える
- アプリのJPEG、TIFF、PNGで書き出す機能をつかったほうがいい
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臓器をスライスにしてCTと直接比較するなら、スケッチの向きをCTと同じに
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変な向きでスケッチしてしまったなら、まっすぐにしてからスキャンするなり、画像編集で回転するなりして合わせる
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断面を上からみるとCTと逆になるので、下から見たスケッチにする(下からだとみたいものが見えないなら別)
- 外観とCTとを比較する場合でも、なるべくわかりやすく向きを合わせる。基本は、患者を診る向きに合わせる
- スケッチ用紙の枠までは必要ない。トリミング。
- カメラで撮影するなら、照明を工夫して影が映り込まないよう
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- スケッチにラベルが圧倒的に足らない。着目点に矢印を入れただけでは、何が描かれているのかわからない。自分以外の人が???となったら減点されると思ってよい
- 何か黒い斑点が描かれているけどなんだろう?血管?というようなのが多い
- 方向、各部の名称(教科書の図に入っているラベルの数を参考に)
文章に意味不明なところがあれば、減点される。自分以外の人にもみてもらうといい。