Week7 Day2 腹部の終わりと骨盤骨

Image from page 924 of "The comparative anatomy of the domesticated animals" (1891)

午前は骨盤の骨学実習。

午後は骨盤部の講義に続いて、腹部の実習の残り(腰神経叢と横隔膜)。

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骨学実習メモ

追記

・尿管と精管を追う

・全体を通して、「孔」「管」の確認を忘れずに

・片付けでは、元通りにして箱に収める。養生テープは回収箱へ、ゴミはゴミ箱へ

・尾骨は、箱にあったりなかったりです

骨盤組めたら調整しよう

・恥骨下角(図5.27、p371)に違和感ないか?

・骨盤下口の形に違和感ないか?

経過

・10時から11時で終了

・内閉鎖筋、あきらめないで

iPadの3Dアプリ

・いいしごとしてる。

グレイの誤記 p371, 図5.23

・左の仙腰靱帯は×、正しくは腸腰靱帯。ちなみに旧版グレイでは正しく記載。

・右の仙腰靱帯は、他の出典がみつからない。

・この範囲(仙腸関節周辺)では、腸腰靱帯と前仙腸靱帯だけを記載する教科書が多い。日本人体解剖学(南山堂)、解剖学講義(南山堂)、プロメテウス(医学書院)。

解剖実習

前説

腰神経叢(先週のプリント)は枝の同定に続いて鈍的剥離で

横隔膜の孔や隙間と、それらを通るもの。食道裂孔に食道が通る、というレベルの話ではなくて、迷走神経も通るというように、一歩先まで

横隔膜の発生と横隔膜ヘルニア。3つの構造が癒合し、体壁からの横紋筋が入り込んでできる。癒合ミスが新生児のヘルニア。成人の食道裂孔ヘルニアは、周囲の脆弱化

質問

無気肺、肺炎、浸潤:実物で見ても、肉眼ではたぶん判別できない。CT撮影後に固定処理をして保存液が肺全体に浸潤しているから。組織学的な観察によって炎症を確認しないと。誤嚥による気管支異物がみつかれば誤嚥性肺炎といえるが。

CT課題:A4で1ページに、胸部の図が一つ、腹部の図がもう一つ、計2つ。全部で1ページ。図のそれぞれ1ページで合わせて2ページではない。図はそれぞれ、スケッチとCT画像の組み合わせ。必ずテンプレートを使うこと(使ってないと減点)。

実地試験問題案制作

割当て

  • A列、B列:胸部
  • C列、D列:腹部
  • E列、F列:骨盤部

制作手順

  1. ホワイトボードに問いのテーマを書く。
  1. 解剖体で問題を作成(剖出して見やすくし、ラベルを刺す)、紙に問題文と答えを書く。
  1. 最終日に問題を東側に向けておく。問題文は実習台やカートの見やすいところに置く。

Image from page 924 of “The comparative anatomy of the domesticated animals” (1891)