ネイティブ発想の医学英語論文
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アクセプト率をグッとアップさせるネイティブ発想の医学英語論文: プロ翻訳家が伝えたい50の基本動詞と読めるのに書けない英語表現
医学論文を英語で書くためのガイド。論文の英語を読むことはできても、ネイティブのような英語で書くのは難しい。どうしても直訳調になったり、中高で習ったような慣用句ばかりで不自然になってしまう(「The 比較級, the 比較級」とか)。
筆者は医学論文専門の日英双方向の翻訳家で、自身のスキルアップの努力の中で学んだポイントが本書になっている。
自然な英文を書けない理由を、筆者は「意味の守備範囲が異なる」からと表現する。辞書の上では意味が対応していても、実際はそれぞれの言葉であらわされる概念に多少のズレがあり、そのギャップのためにネイティブのような英文を書けないという。
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言葉の守備範囲が異なる
筆者はこれを克服するのに、バックトランスレーションという学習法を使った。英文を和訳し、原文を忘れた頃にその和文を英訳する。原文と自分の英文とを比べると、言葉への意識のズレが明らかになるという。
そこで学んだエッセンスが、4章にわけてまとめられている。
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もくじ
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もくじ
第1章は、日英で発想のズレが目立つ基本動詞50語。この50語(特に最初の10語)が医学論文で多用され、それを使いこなせるようになることが重要という。英文の論文を読んでいればいくつかは自然と気づいていたり、指導教員に教えられたりしているかもしれないが、50語まではなかなか使いこなせない。
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第1章 基本動詞
第2章は 、キーフレーズ。論文で頻繁に使われる言い方のまとめ。
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第2章 キーフレーズ
第3章は、論理構造のまとめかた。ネイティブの研究者の思考には、論理のひな形があって、それに載せて説明しないと話が伝わらない。その論理の表現で頻用されるお決まりのいいかたが説明されている。
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第3章は頻用される論理表現
第4章は、さらに上手に書くための筆者の見つけた10のポイント。
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第4章は応用
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