VARKで自分の勉強法を知ろう
受験の時に「勉強法」の本を読んだり読まされたりしたことはないだろうか。たいていは筆者のn=1の私見でしかない本を。その前にVARKをやろう。最近日本語版が追加されて、わかりやすくなった。
解剖学では短期間にたくさん学ばされるので、追いつかなくなると改めて勉強法に悩んだりする。 人によって、勉強のしかたのすききらいは違う。説明文を読むのがすきなひと、イラストやグラフをみるのがすきなひと、ビデオ講座がいいというひと、様々。しかし、自分の好みは意外と気づかないものだ。それをまず自覚すると成績に好影響とのエビデンスがある。 VARKは、勉強法の好みの4つの尺度のこと:
- Visual 視覚的なものに惹かれる
- Aural 聞いたり話したりするのが好き
- Read/Write 読んだり書いたりするのが好き
- Kinesthetic 動いたり作業したりが好き
これを計測するには、16問のアンケートに答える。 アンケートを受けるときのポイント:
- 当てはまる選択肢はすべて選ぶ(該当なしもOK)
- 「自然保護区や公園」とあるのは、日本なら、日光、尾瀬、高尾山などのような自然公園のこと
判定を解釈するポイント:
- 判定は勉強法の好みを示すだけで、好みのまま勉強するのがよいとは言ってない
- 好みの方法の成績がよいとは言ってないし、きらいな方法は不得意とも言ってない
- 好みじゃないことも上手くやれるようにしたい
- 勉強法のアドバイスがあるから、読む
現状、まだ日本語版には変な部分があるし、英語版の方が充実している。判定ごとにカスタマイズされた詳しいアドバイスのPDF冊子もある(有料)。 まだ悩んでいたらこちら:
教えるのに困っていたらこちら(笑): [amazonjs asin=”B00SXXRSSS” title=”Teaching Anatomy: A Practical Guide”] アイキャッチ画像:二宮尊徳