Week6 Day1 腹壁の筋群、腹膜と腹膜腔

午前は組織

午後
13:00- ブリーフィングのち実習開始 不在2名

16:00 1/3が終了
17;00 あと8班
18:00 全班終了

*臍ヒダは見えずらいです。胎児期の名残。外側は下腹壁動静脈から追いましょう。
*内腹斜筋と腹横筋は癒着している場合が多い。
*精索と子宮円索の違いを見ましょう。太さの違いにより男女のヘルニア頻発部位が異なる。

依藤メモ10/18
*訂正:p73右カラム解剖の要点本文10,11行目浅(外側)鼡径輪→浅(外)鼡径輪、深(内側)鼡径輪→深(内)鼡径輪。位置的には浅鼠径輪が内側に、深鼠径輪が外側にある。external,internalの訳語は「外」「内」で外側、内側ではない。
*追加:P74右カラム本文10. 3~4行目「血管や神経は」→「下肢にいく血管や神経は」
*注意:p76右カラム腹横筋2.・・・具体的作業内容は3.,4.に記載されている。
*注意:p76右カラム6. 4行目「抵抗減弱部は浅鼠径輪のすぐ後方にある」とあるが、ここが「直接鼡径ヘルニア」の発生部位となる(「臨床との関連」参照)。
*訂正:P76右カラム 深鼠径輪の本文1行目、5. 7行目、P77図4.11B, C、P78図4.15「腹横筋膜」⇒「横筋筋膜」(合計5箇所)
*訂正:P77左カラム 腹直筋 本文の3行目「abdominus muscle」→「abdominis muscle」
*訂正:P78左カラム 1行目、4行目「中心腺」→「中心線」
*追加:P78左カラム 1行目「約2.5cmほど肋骨弓まで」→「約2.5cmほど外側のところを肋骨弓まで」
*訂正:P78左カラム5. 5行目「腱画を切り」→「腱画と腹直筋鞘との間(癒着)を切り」
*注意:P78左カラム 9. 「上腹壁動静脈」、「下腹壁動静脈」についてはそれぞれどのような経路で主幹動静脈とつながっているかを調べておくこと。
*補足:P78左カラム図4.15:腹直筋鞘の外側端で癒合した3つの側腹筋群の腱膜は弓状線より上では2手に分かれ、腹直筋を前後から包むが、弓状線より下ではすべてが前面に廻り、腹直筋の後面は横筋筋膜と腹膜のみで裏打ちされる。
*注意:P82 右カラム13.小腹膜嚢(小嚢)は網嚢で覚えて下さい。また大腹膜嚢(大嚢)の語も現実には使用されることはほぼない。単に腹腔、腹膜腔で呼ばれる事がほとんど。

依藤メモ10/19
*P84 網嚢孔に差し込む紙片は各班に配布してあります。
*注意:P85 門脈の語は一般用語としての「門脈」と肝門脈を指すことがあるので、注意。
*訂正:P85右カラム「脾臓」のところ。「脾臓は人体最大の造血器官」とありますが、成人では造血はおこなわれていません。古くなった血球の破壊は行われていますが。但し、脾臓での造血は胎生期にはあり、成人でも大量出血の後などに復活することはあります。
*追加事項:カロー(Calot)三角・・・胆嚢管、総胆管(総肝管)、肝臓下縁で囲まれた三角。胆石、胆嚢がんなどによる胆嚢の手術の際に、この中を胆嚢動脈が走る目安として使用される。
*腹腔動脈の写生:1)別途配布のプリントに記載の項目を写生する。 2)記載のタイミング:P87の「解剖の復習」まで終了したら、写生を開始する。但し、実習書にまだ剖出しないと書いてある箇所(例えば膵臓の後を通る脾動脈など)の剖出は不要。
*写生の教員によるチェックが済んだら、肝区域の剖出をおこなう。剖出の要領は供覧したビデオ及びプリントによる。
**肝臓をほぐして、肝区域を調べるのは病変のない肝臓についてのみ実施。CT所見に病変の記載のあるものについてはスライスを作り病変との対応を調べること(レポートの題材として記載可。)
*取り出した肝臓・心臓・肺・その他臓器などは重さ長さなどをはかって、臓器としての実感を体験するとともに「記録用紙(教卓横に用意)」に記入のこと、はかり、定規はストライカー置き場の横に用意してあります。長さは定規あるいは流し台の手前手すりに巻き尺が貼付けてありますので、それも使って下さい。定規は使い終わったらすぐに戻すこと。
*追加:P88左カラム 上腸間膜動脈と腹腔動脈の起始部がかなり近接していることに注意。
*追加:P88左~右カラム & 右カラム 6.
「上腸間膜動脈が左腎静脈の前を通る」「左腎静脈が上腸間膜動脈と腹大動脈の間で圧縮される危険性がある」とありますが、左腎静脈の圧迫で腎臓にうっ血が起こり、血尿が出ることがあります。これをNutcracker (クルミ割り)症候群といいます。
*訂正:P89左カラム下から2行目「上腸間膜リンパ節」は「上腸間膜動脈リンパ節」に訂正。英語にも”artery”を追加。
*腸間膜動脈の「カン」は「間」で「管」でないことに注意。毎年、何人かが間違った答案を書きます。