CT課題の評価の目安
CT課題の採点では主に下表のようなポイントに着目します。解剖学の課題では事実を冷静に記載することが求められています。CT課題の読者の想定が読影医、ということを思い出しましょう。死因や病気の解明せよとの課題ではありません。
CTの選択 | 単純か、造影か。造影剤で見たいものが隠れていないか |
ウインドウ | 見たいものに合っているか |
スケッチ | 描かれているものが判別できるか。視野や視点が適切か。位置関係がよいか。周囲との位置づけがわかるか |
向き | 変な向きでないか。CTとスケッチの向きが違いすぎないか |
ラベル | 必要十分なラベルか。差し方が曖昧でないか |
キャプション | 図をよく説明しているか |
対応しやすさ | CTとスケッチを対応できるか |
フォーマット | テンプレートが使われたか。PDFか。ファイル名は規定通りか |
文章・CT・スケッチの共用、事実に基づかない内容、出典の記されていない引用は不正として扱われ、科目ごとないし学年ごと無効となることがあります。
テンプレートの場所
パンドラにアクセスし、フォルダを下のように辿る。
Public > 解剖学授業資料 > プリント・スライド・試験 > 2016 > 解剖学 > CT課題
この中の「テンプレート」フォルダにWord版、Pages版、PDF見本版の、3つのファイルがある。そのフォルダごとまとめてたのが「テンプレート.zip」。過去のテンプレートとはデザインが違うので、2016年版を使う。
よくあるまちがい
- CTと無関係に描いたスケッチが貼り付けてある:スケッチはCTに対応づいたものを使う
- スキャンしたスケッチがトリミングもせず小さく縮小されて貼り付けられてる:用紙の余白は適宜トリミング
- 「石灰化」の程度を論じているのに、造影CTが使われていて、造影剤に石灰化がマスクされている:単純CTのほうがよい
- 図が小さい、スキャンが薄い、などのために図を読み取れない:見てわかるように
- 図の縦横比が狂っている:Wordではシフトキーを押しながら拡大縮小すると縦横比が固定される。Pagesでは縦横比固定がデフォルト
- PDFになってない:PDFに書き出す
- 変なアプリでPDFに変換してある:WordにもPagesにもPDFに変換する機能があるから、それを使う。変なアプリでは異常なPDFができがちで、他のアプリで取り扱いにくいことも
FAQ
Q:何を取り上げたらいいですか? A:事実であればいいです。
Q:CTで見えないのでスケッチとの対応できません。A:CTで見えないことを解剖ではみえたんですよね? そう記載すればよいのでは?
Q:CTをDLできません。A:PANDORAからデータをDL、解凍してOsiriXやOnisにインポートします。
Q:図の数は? A:組み図が胸部でひとつ(図1)、腹部でもうひとつ(図2)。ひとつの組み図にはCTがひとつ以上とスケッチがひとつ以上(A、B、…)。
アップデート
- 2016/10/26 テンプレートの場所について記載
- 2016/10/16 最初のバージョン
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