Week2 Day1 皮膚と皮下組織、背部浅層と中間層の筋群
午前
8:40- 実習講義(依藤)
9:50- 解剖学実習開始
9:50- 始業の言葉、黙祷
10:05- 実習室の使い方
10:20- 体表観察
10:30- メスの使い方、皮切りデモ
10:50- 実習開始
午後
13:00- 実習開始
14:50- F3班終了(8人班)
18:10 全班終了
*実習は協力することが重要です。
*後枝が前枝より太いのはC2(第2頸神経)の大後頭神経のみ。
*大後頭神経が皮下に出る点は生体では圧迫すると「鈍い痛み」あるいは「嫌な違和感」を感じます。各自やってみて、大後頭神経が出てくるところの見当をつけて下さい。
*P10 左カラム6行目 僧帽筋の上部が鎖骨に停止するのに肩甲骨を挙上とあるのは、鎖骨と肩甲骨間には烏口鎖骨靭帯などがあり、鎖骨の動きに肩甲骨が引っ張られて動くためです。
*実習書の訂正:P11左カラム2行目「第2~15胸椎」を「第2~5胸椎」に訂正。但し、小・大菱形筋の起始は教科書によっては小菱形筋C6-C7、大菱形筋T2~T4(5)としているものもあります。個体差・人種差の範囲です。
*追加参考事項:P11右カラム「背部中間層の筋群」の1.上後鋸筋の2行目「停止は第2~4肋骨上縁」はグレイ教科書では「第2~5肋骨上縁」 2.下後鋸筋1行目「第11胸椎~第2腰椎」の「第2腰椎」は同じく「第3腰椎」となっています。これも個体差の範囲です。人体は自然の一部で、人の作った一定の規格に当てはまるものではないことを実感して下さい。
*P10左カラム 「副神経とC3とC4の前枝によって形成された頚神経叢」とありますが、副神経の枝は頚神経叢には参加しません。ここは文章の切れ目が曖昧で誤解を生む表現になっています。なお、現時点では頚神経叢自体は頸部の奥にあるため、観察はできません。
*長時間にわたり解剖をしているとご遺体が乾燥してきます。各班に渡してあるスプレーに水(水道水で可)を入れて、適宜噴霧し乾燥を防いで下さい。
*本日の実習終了時には、実習内容について教員のチェックを受け、合格の判定が出てから退出すること。
*明日は脊柱管を開いて、脊髄を剖出します。ゴーグルを忘れないように持ってきてください。