解剖学後
夏期解剖学実習
第4学年以降、希望者が夏期休暇中に解剖学実習をする機会がある。詳細は学務から適時アナウンスがある。臨床医学を学んだうえでする解剖学実習には、最初の解剖学実習とはちがう意義がある。心にとめておいてほしい。
第2学年の残りの期間
冬期休暇後は生理学の授業がある。解剖学の成績と応用生理学の成績には明らかな正の相関がある。3月第1週には再試験がある。
第3学年 微生物学と選択基礎医学実習
第3学年以降のカリキュラムは改変が進行中だ。国試の仕組みの変更もある。たしかな情報(教職員や先輩の情報はあてにしない)をあつめて身の振り方を定めること。
第3学年には選択基礎医学実習があり、基礎医学の研究室で研究方法を学ぶ。機能形態学も参加するが、テーマは授業で担当した解剖学ではなく、細胞生物学や発生生物学だ。第3学年の一般の授業では、微生物学が困難な科目とされる。
第4学年 臨床医学とCBT/OSCE
第4学年から臨床医学の授業が始まる。出席率の低下が著しいようだが、臨床医学を系統的に学べる機会はこの1年間だけ。積極的に参加されたい。
年末にはCBTとOSCEがあり、合格者だけが臨床実習に進む。CBTには解剖学以降の基礎医学からも少なからず出題される。第2〜3学年の学びを後悔したりするのもこの頃だ。済んだ授業の教科書も、安易に譲ったり売ったりせず、自分の財産とすることを勧める。
CBTや国試のビデオ講座を始めるのも第4学年だ。
OSCEに向けて聴診器を買う。大学生協で実物を確認してネットで購入すると早く届く。大学生協の納期は遅い(慌てることもないのだが)。
OSCEの診察では体表解剖が重要になる。OSCEのビデオで所作やセリフを真似るだけでは、OSCEで見当違いなところを診察して減点になることもある(試験官談)。
第5〜6学年 臨床実習と国試対策
第5学年は臨床実習が主となる。第6学年にかけて、国家試験対策も各自で進めることになるだろう。