午前は皮膚の組織学の講義と実習。
午後は上肢の関節。
午後
13:00 実習開始 遅刻なし
14:50 1班目終わり
16:10 約2/3終了
16:30 あと3班
17:00 終了
依藤メモ
*実習書には片方だけを解剖し、他方は復習のためにそのまま残すとありますが、左右ともに関節の解剖を進めて下さい。
*解剖の参考にする骨標本は教卓横に置いてありますので利用してください。
*腕神経叢の観察の際に胸鎖/肩鎖関節をはずした班は他の残っている班で見せてもらって下さい。
*P44右カラム「胸鎖関節」の2.の「胸鎖乳突筋の切断端を上方にめくり返す」とあるのは、断端部だけで大きく頚部まで剥離・翻転する必要はありません。(大きくめくりかえすと将来の頚部の解剖の際に支障が出ます!)
*本日解剖の済んだ上肢は乾燥に注意して保存しておいてください。(次回の試験に出題されます。取り外した筋や腱は取っておく必要はありません)
*図2.35の右上図「外側面」のは一見橈骨が尺骨の奥にあるように見えますが、この図は橈骨が手前のつもりで書いてあることに注意して見て下さい。(この図のもとになったと考えられるグラント解剖図譜のコピーを教卓横に置いておきますので参考にして下さい。)
*P47左カラム 9.の上腕骨頭を「ノコギリかノミで・・・」とあるところは、ストライカーを使用して可。
*P47右カラムには「中橈尺関節」という語が出てきますが、一般にこの用語が使われることはきわめて稀です。将来ともに使わない方が安全です。なお、この部位の橈骨、尺骨間の骨間膜による結合は「靱帯結合」の一種に分類されています。
*実習書の誤りの訂正:p48 「橈骨手根関節」の1. 3~4行目「および」は「すなわち」に訂正してください。
*p48右カラム「解剖の復習」1.の復習は「反対側の関節を参照しながら」とあるところは「アトラスを参照しながら」復習して下さい。
*切断した鎖骨や上腕骨頭の断面を観察して下さい。海綿骨の中に黄色あるいは赤色のものが見えるはずです。これが骨髄で造血細胞が入っていると赤色に見え、赤色髄といいます。黄色になっているのは造血組織が脂肪細胞に置き換わって、造血をしなくなったもので、黄色髄といいます。一旦黄色髄になっても、造血の必要ができると赤色髄に戻る能力を持っています(造血幹細胞があるため)。
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