§74-80
各種資料を駆使
茎状突起周辺の構造:筋も血管も神経も。グレイ図8-247、プロメテウスアトラス図36-23-B。その他、筋だけ、動脈だけの図も活用。いろんな方向から。どうしても迷子の時は、咽頭筋(咽頭部の背側)から始めてみよう。
上・下神経節:舌咽神経(IX)、迷走神経(X)、それぞれにある。プ図31-18。上神経節は頚静脈孔にあり、下神経節はそのすぐ下にある。いずれも、知覚性神経節。
頭蓋底の内面:骨学実習では硬膜がなかったので、印象が違うかも。
上皮小体:甲状腺と共通の皮膜の中にある。色か、かたさで。
咽頭の前壁:グレイ図8-186 咽頭は3部に分けられる。下は、咽頭喉頭部の第6頸椎のレベルまで。前壁、後壁とは、実習書ならではの表現かも。咽頭の前壁は、喉頭の後壁。
上喉頭神経:グレイ図8-195 内枝は、主に知覚線維で、喉頭粘膜に分布。甲状舌骨膜を貫く。外枝は、主に運動線維で、咽頭筋、輪状甲状筋に。内枝と外枝を上方へたどるとき、環椎の処理は済んでいますか?
静脈洞:前頭面でもつくって、教科書のよくある図と同じ。
脳硬膜:脳を覆う膜であるとともに、頭蓋骨内面の骨膜である。しかし、両層は癒合して1枚の膜になっている。ただ、硬膜静脈洞のところでは、2層となって、静脈洞を囲んでいる。(解剖学講義P757)
硬膜上腔:脊髄でも頭蓋でも名称はつづいている。腔はつづいていない。実習書P277、解剖学講義P757。
鼻腔:実習書の図224のうち、見えるかもしれないのは、嗅神経くらい。
口蓋帆挙筋:側頭骨下面と耳管の下面〜軟口蓋。
口蓋帆張筋:蝶形骨翼状突起の基部〜翼突鈎で曲がって〜軟口蓋。今日のセクションでは腱として見えるかも。