§72−75 頸部
頸部の動脈、神経:実習書の図では不足。今週来週は、これまで以上に持ち込み資料を充実させたい。教科書や配布プリント。
総頚動脈:分岐や枝は、ずっと上方で。がんばって、結合組織をのぞく。筋や神経を残しながら。
椎骨動脈:下方から、がんばれば椎骨に触れられる。上方では、環椎のすぐ上で、結合組織に埋もれて、横たわる。
前頭筋:腱まで追究は、たいていムリ。
喉頭:下から、甲状軟骨、喉頭蓋、舌の順である。後方に割をいれてのぞき見る。または前方からだと、甲状軟骨より1センチほど上方(喉頭蓋をさけて)、舌骨より下方で、割を入れる。
上喉頭神経:迷走神経の枝。外枝は運動(輪状甲状筋)、内枝は知覚(喉頭粘膜)。分布先が確認できたか。
茎突咽頭筋:後面から。結合組織を薄くのぞき、中咽頭収縮筋をみる。舌骨を目安に、上咽頭収縮筋との境目の見当をつけ、そこで、中…にもぐりこむ筋線維を探す。
顎二腹筋と茎突舌骨筋:起始停止をよく剖出し、区別する。
茎状突起:ランドマーク。これに付着する筋を剖出するとき、奥の方で触れて確認する。環椎を除いてあれば、これの周辺部を観察しやすい。
上皮小体:甲状腺と共通の皮膜につつまれている。まずは皮膜をやぶらず、ゆびでなぞってみる。
下神経節:頭蓋骨を出てすぐあたり。下から探していく手順だと、思っていたより上方でしょう。
舌咽神経:茎突舌骨筋の外側をめくって、動脈周辺をきれいにする。筋との位置関係や枝について、他の資料がほしいところ。グレイ図8.247、解剖学講義図8-171など。
咽頭扁桃:見えにくい。§80でも登場する。
最終日、昨年の記録:13時から、説明→清掃→納棺→終了式。17時過ぎ解散。服装は、いつも通りの実習スタイルで。ただし、放水しながら清掃するので、あしもと、よくぬれます。