§56-59 殿部
大殿筋:2横指などと中途半端なことをいわず、とにかく外側でよい。とにかく内側で処理する方法もある。そして仙結節靱帯が見えるまで丁寧にひるがえす。
遅延:試験前の範囲が残っている。
資料:手引き+参考書や予習メモ+骨標本。手引きの図だけでは全く足りていません。とくに骨盤部は立体的な把握が難しいので、骨標本までも参考に。
同定:「この筋はなんですか?」という問いには、たいてい「起始停止はどこですか?」と問い返すだけでしょう。神経なら「分布先はどこですか?」などと問うでしょう。判断には根拠があります。予習が足りていなくても、持ち込み資料が充実していれば、実習中に根拠を調べられます。
動脈と神経:上殿動脈は大中小、下殿動脈は大。上殿神経は中小、下殿神経は大。
半膜様筋、半腱様筋:ネッター以外の参考図譜が欲しい。それぞれの筋の特徴が描かれていない。
人工骨頭:C4、C6にて。大腿骨を処理する際は、CTを参考に。心配であれば、スタッフに声をかけてください。
短指伸筋:見えず。バリエーションか。Tendons vary in number and position….増えることも減ることもある(Gray 29th American).