§65ー70, 72会陰、骨盤内臓、くび
チャレンジ
内臓がひととおり終わりました。実習室のうしろに横断標本があります。あれこれ同定してみよう。各器官はもちろん、小さいところでは、肺葉やら冠動脈やら…。
FAQ
大腿骨頭の置換:アーカイブ(2008年6月18日)に、Vertual Surgeryがあります。
精索の中身:復習。
会陰の筋:まず坐骨結節と恥骨結合の位置を確認する。
肛門挙筋:坐骨と恥骨の内面から起こる。折半の時にチェック。
内・外閉鎖筋:机上では難しい。頼れるのは実物のみ。骨標本も活用しよう。
子宮周辺の靱帯:腹膜を破る前になでてみて線維の走行を見つけてみよう。閉経後は萎縮する。解剖学講義P458。
頚部の動脈:配布プリントを活用しよう。顔面動脈と舌動脈はまれに合して外頚動脈から分岐する。
頚部の神経:実習書P287図208参照。
頚部のコンパートメント:グレイP898ー901。
椎体を開く:ノミでもいいけど、骨鉗子が便利。大後頭孔も上方に開く(側方はダメ)。歯突起はけっこう上です、首をまわして位置を確認しよう。
講義メモ
立体的な把握:以下の項目について、骨格標本などを参考に。
・尿生殖隔膜、骨盤隔膜、会陰腱中心など
・仙棘靱帯、仙結節靱帯
・内・外閉鎖筋
浅会陰横筋:女性では薄い、欠如することも。
尿道球腺:尿道の外側、深会陰横筋の中でふれてみる。萎縮して見つからないことも。
陰部神経:アルコック管、陰茎背神経は剖出。枝(肛門、陰嚢へ)は省略。
骨盤底筋群:尿失禁の予防に。
骨盤内臓と腹膜、隔膜との関係。
男女ともに各器官相互の位置関係。
前立腺:内線と外腺(それぞれ肥大、ガンが多い)。
子宮の特徴:前傾(膣と子宮)、前屈(頚部と、体部)。靱帯。
内腸骨動脈の分岐:個体差あり。
仙骨神経叢:主な枝のみ。自律神経系は省略。体性神経はチェック。
復習:尿管狭窄部、大腿輪。
中・下直腸静脈と上直腸静脈:側副血行路、痔。
膀胱:膀胱三角、尿管の入るところをチェック。
肛門:肛門柱より上は、内胚葉、円柱上皮、伸展覚、上直腸動脈、上直腸静脈、動脈近くのリンパ節。一方、肛門柱より下は、外胚葉、扁平重層上皮、下直腸動脈、中・下直腸静脈、浅鼡径リンパ節。
脳神経:感覚器、筋、分泌腺との関係。成分(運動、知覚、副交感)について。
動脈:外頚動脈は顔面、頚部の一部へ。内頚動脈と椎骨動脈は頭蓋内へ。ただし、眼窩は内頚動脈由来の眼動脈。