二関節筋を体感しよう

上腕二頭筋

  1. 上体を起し、片方の上肢を内転させて体幹に添わせる。上腕を外旋させ前腕は回外位にする(肘が後ろを、掌側が前を向く)
  2. 肩関節を伸展(上肢を後方に挙上)させると、ある角度で上腕前面に痛みが生じる
  3. そのまま前腕を回内させると(上腕が内旋しないよう注意)、上腕前面の痛みが強まる
  4. 前腕を回外位に戻して肘関節を屈曲させると、上腕前面の痛みが弱まり、肩関節をより伸展できるようになる

上腕三頭筋

  1. 上体を起し、片方の上肢を内転させて体幹に添わせる。上腕を外旋させ前腕は回外位にする(肘が後ろを、掌側が前を向く)
  2. 肘関節を屈曲させる(指先で肩に触れるよう意識して)
  3. そのまま肩関節を屈曲させる(肘を前方から上方に挙げる)
  4. 肘関節を伸展させると、肩関節をより屈曲(肘をより挙上)できるようになる

ハムストリング筋

  1. 立位をとり、片足立ちできるよう手すりなどにつかまる
  2. 片方の脚について、膝関節を伸展させたまま股関節を屈曲(大腿を前方に挙上)させると、ある角度で大腿後面に痛みが生じ、臀が後ろに傾き腰が曲がる
  3. 膝関節を屈曲させると、大腿後面の痛みが弱まり股関節をより屈曲できるようになる

腓腹筋・足底筋

  1. 椅子などに浅く腰掛け、片方の膝関節を伸展、足関節を底屈させる
  2. そのまま足関節を背屈させると、下腿後面に痛みが生じる
  3. 足関節を背屈させたまま膝関節を屈曲させると、下腿後面の痛みは消える

大腿直筋についても、体感するよう考えてみよう

トレーニングやリハビリに関わるようなときに思い出してくれ