試験採点
実地試験:
左右の間違いは無点。
- 左第1肋骨。上下左右の判別、鎖骨下動脈などの圧痕を探せ。
- 右鎖骨。靭帯、胸筋の後を探せ。
- 右心耳
- 左心室
- 肺尖。肺でもOK。卵巣などと答えた人は、上腕骨が大腿骨に見えたのだろうか。
- 内腹斜筋
- 右肩甲骨
- 左上腕骨
- 右手。有鉤骨、豆状骨を探せ。
- 第7頚椎(隆椎)
- 右肺中葉
- L。後下行枝の由来をみよ。
- 腱画。腹直筋に特徴的な腱画と答えてほしかったけど、腹直筋でもOK。
- 右迷走神経
- 左肺。2葉であることをみよ。
- 気管支。軟骨を探せ。
- 心膜横洞
- 気管分岐部リンパ節
- 胸膜腔。胸腔ではない。
- 前下行枝(前室間枝)
- B
- 前仙骨孔
- 胸腺
- 内肋間筋
- 精索
- 橈骨神経
- 尺骨神経
筆記試験:
問1〜6は順に、e, b, b, b, d, a。6×1点。
問7。8×1点。
diseaseなど、普通の単語を間違わないように。rとv、nとu、gとqをきちんとかき分けるよう。hilumはへそ、hilusが門。
プリントのキーワードは、あとで応用の効く単語が入っているかを目安に選んだので、活用してください。例:peritoneum (腹膜)→peritoneal dialysis((腎不全の)腹膜透析), peritonitis(腹膜炎), peritoneal dissemination((癌の)腹膜播種)
問8 6点。解剖学は「形」を学ぶ教科だから、観念的に分かっているだけではだめで、形をイメージできて表現できないといけない。チェックポイントは次のとおり。
- 皮膚、皮下組織、側腹部の3層の筋、壁側腹膜の図示(1)
- 側腹部の筋の腱膜による腹直筋鞘〜白線の成り立ちの図示(1)
- 弓状線の上下での2の違いの図示(2が正答であること)(1)
- 側腹部各筋の名称(1)
- 腹直筋、腹直筋鞘、白線の名称(1)
- 皮膚、皮下組織、横筋筋膜、壁側腹膜の名称のうち2つ以上(1)
減点ポイントは次のとおり。
- 皮膚〜皮下と横筋筋膜〜腹膜を除いた側腹部の壁が、筋の3層になっていない(-4)
- 腹直筋がない、間違っている(-4)
- 図が一つだけ(1/2、端数切り捨て)
- 図の左右の間違い(-1)
(2004.5.21)上記の訂正があります。