組織学の教科書を検討する

組織標本を読めるようになるのが組織学の学習とすると、選択の要点は次のようになるだろうか:
- 高品位な光学顕微鏡写真が多数あること
- 文章や写真だけではわかりにくい局面で適宜模式図があること
- 形態を意義付ける機能面、分子面の記述がしっかりしていること
- 新しい知見がフォローされていること(免疫系が目安になる)
図譜が一緒になり、細胞生物学や分子生物学まで含む教科書が主流だ。日本語版の改定が遅れがち。
原著第5版(2006)の邦訳。
Histology: A Text and Atlas: With Correlated Cell and Molecular Biology (International Edition)
Ross, Michael H., Pawlina, Wojciech
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Inkling版あり。
2002刊行の原著第1版の邦訳。
Histology and Cell Biology: An Introduction to Pathology, 4e
Kierszenbaum M.D. Ph.D., Abraham L, Tres M.D. Ph.D., Laura
7,800円(03/29 06:39時点)
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第4版。
2009刊行の原著第12版の邦訳。
2013の第13版。Inkling版あり。
2006刊の原著第5版の邦訳。
2013の第6版。Student Consultあり。Inkling版あり。
2001刊の第2版の邦訳? 写真が少ない。
2006刊行の第3版。このタイトルは打ち切りだろうか? 同一著者で似たようなタイトルのColor Atlas and Text of Histologyのほうが改定が進んでいる。
20年間改定されずいたが、新しい著者によって改定されて第2版に。
上の2点は旧さが目立つ。
模式図だけ。