Week7 Day2 午後の実習 ー 後腹壁(腰神経叢)、横隔膜

14:10 実習開始、14:30-16:00 病理解説
15:50 複数班で終了、16:40 残り5くらい、17:30 CT課題に取り組む

PANDORAでCTデータが見当たらない:ブラウザ内にウィンドウ“File Station”が現れます。そのウィンドウの一番下で、ページ送りや、表示アイテムの件数設定ができます。多数のファイルがある場合、ページをめくるか、表示件数を増やしてスクロールします。

iPad OsiriXで班のデータが消えた:調子悪いことがあるようです。班員にMacユーザがいれば、自身で対応できます。手順は昨日の記事に。

腰神経叢:実習書の図は、立体感がない、まったく。別の資料を参考にしよう。プロメテコア201ページなど。たいていの神経は、簡単に見つかるが、閉鎖神経は奥まったところ。坐骨神経は背側(臀部)から観察する。左右で大腰筋の処理を違えて、手前のもの、奥のものを観察する。

腰神経叢:模式図のようにはいかない。観察している部位は、支配する領域に近い(腕神経叢の時と比較して)。こまかく枝分かれしていてもよい。支配先を意識して実習を進める、(腕神経叢で吻合の様子をみたような)、追加トピックはない。

腹大動脈神経叢:腹腔動脈や上腸間動脈などの周囲にまとわりつく神経線維。(腕神経叢の時とちがって)細かい線維をピンセットで感じるもの。

腹部で交感神経幹:胸部のつづき。同じ見え方のものをピンポイントで探す。全貌は困難。

実習室iMac:ネットワーク転送ができない。3D-MPRができない、真っ黒で数値表示もでない。

分担できる?:班内で分担して作業を進められる場合もあるでしょう。ただし、「実習は不可逆的」であることを忘れずに。作業は分担しても、学習事項は共有すること。

病理解説:

胸部
冠動脈石灰化? ステントでした。E1
大動脈の石灰化 石灰化しやすい条件 B1, B2, B4
肺気腫? 肺胞洞が正常より膨大。C1
肺気腫? 硬いようだが。C4
肺気腫? 肺胞がやぶれ空胞ができている。C5
肺気腫? 1−3mmの空洞が多数 D2
肺の浸潤? 血液の滞留か D5
肺がん A2
肺の腫瘤? 胸膜由来 A4
肺胸膜の石灰化 A6
肺炎? 血液就下 B5

腹部
肝臓癌 ほとんど癌組織になり、実質は少ない B3
肝炎、肝硬変? 肝細胞癌 A1
小腸の塊? 異所性膵 A1
腎臓の囊胞 A2
腎臓に囊胞多数、5mm程度。E1
副腎に結節? 異常ないようだ。E1
腎臓に腫瘤? 囊胞よくある程度。B1
腎臓の囊胞? 由来は尿細管か C5
腎臓の囊胞 A4
腎臓の囊胞 A7
腹腔に腫瘍 大腰筋でした。リンパ節転移も。C3
下行結腸からS状結腸の物質? 穿孔を起因とする腹膜炎か A3
回腸の腫瘤? 乳頭状で内部白色、平滑筋由来の良性腫瘍 A5
腎臓表面の凹凸? 疾患ではないようだが A6

その他
骨盤内の腫瘤? 卵巣 A4