CT課題の査読での指摘点

昨日午後から今日にかけて、CT課題の提出前の査読を受け付けた。そこで指摘することの多かったポイントをまとめる。

  • 図を大きくレイアウトする
    • この課題で重要なのは図なので、おおきくプレゼンテーションしたい
    • CT・スケッチとも、適宜トリミングして要点になる部分を大きくみせる
    • 採点のときはA4に印刷して評価するので、細部が見えなくならないような大きさにする
    • CTとスケッチが一目で対応づけできるように
      • 同じ場面をそろえる(スライスなら同じ断面に、立体ならCTをVRになど)
      • 向きを同じにする
      • 同じものを差すラベルは同じ形にする
  • 文章は少なく
    • 実習でみた所見(色合い、感触、など)が重要。解剖してどうだったのかを読影医に伝えるつもりで
    • 医学的な説明、解釈、推測は不要。それよりも読影医が考えるための素材を
    • 図やラベルが何かをきちんと説明
      • 例「A, 単純CT T4レベルの横断(肺野条件)」「矢尻と番号は区域気管支」
    • 要旨で解剖体の詳細もおさえておくとよい
      • 「94歳男性、死因は肺炎、死後CTで動脈石灰化と肝腫瘍を指摘されていた」
    • 頑張って調べたアピールより、頑張って解剖したアピール
  • 図のデザインの初歩を押さえる
    • 端、大きさ、縦横比を揃える
    • ラベルは色ではなくて形で区別する。テンプレートに矢印と矢尻を入れてあるので利用できる。
    • ラベルが図自体を隠さないよう、控えめな大きさと数に。斜めにするとかっこいい
    • 文字は手書きではなく、フォントで打ち込みする
    • オリエンテーションのために、各部の名称、方向などを入れる
      • CTは画面上のアノテーションを使うのもよい
      • スケッチは何が描かれているのか分からないことが多いので、説明的なラベルで画力を補う