WEEK6 Day2 心臓・胸部エコー・縦隔
木曜日は終日実習。心臓の解剖(1名)、縦隔の解剖(2名)、CT課題というように、手分けして解剖を進めていこう。
- 心臓の外景・内景
- 冠動脈のスケッチ
- 胸部エコー
- 上縦隔
- 後縦隔
心臓の立体をよくみよう
- 切り出した心臓を持って、生体での向きを決め、前面・左右の側面・後面・底面がどこかをみる
- 向きが分からなくなったら、胸腔内に戻して確認
- 上大静脈とか大静脈が鉛直線上にある
- 左心房が後面になる
- 後室間溝が底面に面する
- 冠状動脈とその枝を剖出する
- 動脈を露出し、伴走する静脈は除去する(冠状静脈洞以外)
- 壁から剥がれないよう、心筋に入る枝や少しの結合組織を残す
- 心腔内の流路を辿る
- エコーでみる断面を考えてみる
胸部エコーのデモ
- 各列一人ずつ、患者役お願いします
- 国試に頻出
- 長軸・短軸・四腔面・Mモード・ドップラー
- 診療として心エコーを受けると880点(1点10円)、3割負担なら2640円
冠動脈スケッチ
- 左右どちらの優位かを決める
- テンプレート入りの専用用紙にスケッチして名称を入れる
- 描くからには剖出する、剖出したら描く
- 剖出してないのを描かない(ゼロ点)
縦隔は鈍的剥離で
- 胸管をぜひみつけよう。手荒にすると壊すので丁寧に
- 大血管周りに神経が密集している。鈍的剥離で剖出していく
- 反回神経
- 自律神経系の神経叢
- 大動脈小体(何を測っている? 何神経が情報を伝える?)
- 縦隔の血管は多様性が高い。どんなパターンかメモしておこう。
- 気管支動脈
- 最上肋間動脈
- 奇静脈系
- 交通枝をみつけよう。色調はわかりにくいので、分岐で同定
VAN
- 肋間動静脈、肋間神経を内腔側からもみる
剖出チェック
- チェックリスト記入してください
奇静脈系
- 肋間静脈を左右上下受けられるように剖出しよう
上大静脈 ↑ ↑ ↙︎副半奇静脈←左肋間静脈 右肋間静脈→奇静脈 ↖︎半奇静脈←左肋間静脈