WEEK10 骨盤部
今週は骨盤部・会陰部の実習。来週の中間試験2に向けて体幹部の解剖を振り返ろう。〆切の近いCT課題の仕上げも心がけよう。
- 水曜日:会陰部
- 木曜日:骨盤部
- 金曜日:発生学
この領域は男女で異なるので、性別の異なる他班の解剖体の観察もしよう。
骨学実習から取り組んできた陰部神経の走行を木曜日にまとめる。
CT課題のよくある欠陥と対策
- CTとスケッチを一目で対応付けできない
- 着目点や、オリエンテーションに役立つ構造にラベルを入れる。
- 向きを揃える。その向きもなじみのある向きにする(背側や尾側を図の縦向きに揃えるなど)
- 分かりやすいカットを工夫する
- 前額面+横断面数カ所をCTとスケッチで、など
- 図が見づらい
- 余分な余白をトリミングする(例えばスケッチ用紙の枠が写り込んでいたら減点)
- 画像の解像度を十分大きくする
- ラベルは白または黒にし、形で区別する(色に頼って区別すると色覚障害の人には見づらい)
- ラベルをCTとスケッチで揃える
- 向きを明示する(地図で使う方位の記号を入れたり、CTで表示される立方体を利用する)
- 図の説明文が要を得ない
- タイトルを入れ、一文で何を言いたい図なのかを明示する
- 図が何を写しているのか、どの向きに描かれているのか、ラベルが何かを説明する
- 臨床的な独自解釈をしてしまう
- 想定する読者が放射線科の医師なので、臨床的な解説は不要