CTの課題の要項 2023
〆切:12月14日8時(中間試験2の翌朝)
提出方法:Googleフォーム(アドレスはメールで別途通知;胸部・腹部まとめて1件)
胸部・腹部の解剖に先立って、CTをみて気づいたポイントをチェックリストに記入し、胸部・腹部それぞれの実習初日に提出します。
解剖をする中で、チェックされたポイントを実際の解剖体で検証してください。CTでみえたものが実際にはどうだったのか。色や硬さはCTではわからないですね。そういうところをみていくといいです。
その結果をまとめて、Googleフォームから提出してください。提出は班の代表1名がやりますが、それまでの課題の作成は班で協力してください。
要件は以下の4つです。
- 解剖前に得られていたCT所見について、1つを選んで記入。2のCT画像についての説明もここに記す。どこのどの向きのスライスか、画像に追加した矢印などが何を指しているかなどを説明する。
- 【例】両側に胸水貯留がみられた。図はT7付近のスライス(肺野条件)。矢印は胸水を示す。
- 1で述べたポイントのわかるCT画像をアップロード。着目するポイントを矢印などで明示する。DICOM画像からJPEG、PNGなどの画像ファイルに書き出すこと。複数の画像を組み合わせる場合には、あらかじめ1つの画像にまとめること。10MBまで。できればファイル名を「班番号-CT」とされたい(必須ではない)
- CT所見に対応する解剖所見を記載する。4のスケッチについての説明もここに記す。何をどの向きで描いたか、画像に追加した矢印などが何を指しているかなどを説明する。
- 【例】両側の胸膜腔の背側に100ml程度の赤褐色のゲル状の物質が貯留していた。図は、右胸膜腔で、矢印でゲル状物質を示す。
- 3の項目に対応するスケッチをアップロード。着目するポイントを矢印などで明示する。図の向き(体の頭尾・左右・背腹がどちらか)を十字の矢印(地図などで使われる方角を示す記号)などで明示する。スケッチを撮影またはスキャンしてJPEG、PNGなどの画像ファイルするか、初めからiPadなどでスケッチし画像ファイルに書き出す。余白は適宜トリミングする。10MBまで。ファイル名を「班番号-S」とされたい(必須ではない)
提出するとコピーがメールで届きます。提出は1回だけですが、修正用リンクで文章は修正できます。(画像の編集・差し替えはできません)
困った?
- 目立ったCT所見も解剖所見もなかった
- その旨を文章と画像で示せばOKです。少なくとも死亡してはいるので、何もないということはなさそう。改めて見直してはみてください
- CTではわからなかったが、解剖して気づいたポイントがある
- CTを見返して、その旨を文章と画像で示してください
- CTがよくわからない
- 解剖台備え付けの読影所見を参考に、ググる、図書館でテキストをみる、授業のプリントをみる、など
よくある減点
- スケッチとCTとの対応付けがなってない—向きや断面を揃えよう
- 図の説明や矢印が足らない—図に矢印を入れて、それが何かを文章で説明
- 医学的な解説を入れる—読者の想定が医師なので不要
(2024年度用追記)
ラベルの入れ方
- 複数の図を合わせて組み図にしているときは、それぞれにA, B, C…などと連番を入れる。
- 全体の向きを示す。方位記号でも、立方体でも、LRなどの文字だけでもよい。
- オリエンテーションが分かるように、着目しているものだけでなく、周りに描かれているものにも、逐一名称を入れる。
- 着目点に矢印や矢じりをいれる。ひとつのものに同じ記号で2〜3個入れて、範囲を示す。楕円であいまいに囲むのはダメ。記号は形で区別し、色で区別しない(色盲・色弱ではわからないため)
- たぶん、想像より多く入れる必要がある。英文の論文の図を参考に。
- 図に入れた記号の説明を説明文中にひとつひとつ記載する。