WEEK8 Day1 上・下腸間膜動脈領域、肝区域

上・下腸間膜動脈領域、すなわち、十二指腸後半からS状結腸まで

  • 位置関係をよくみておこう
    • 癌が拡がったら、出血したら、穴が空いたらどうなるか
  • 動脈の栄養領域をみておこう
    • 詰まったら:虚血性腸炎
    • 内臓の痛覚の経路と同じ
  •  腹大動脈と上腸間膜動脈とに挟まれるもの
    • 左腎静脈
    • 十二指腸(中腸の回転による)
    • ナットクラッカー現象
  • 胃に接するもの
  • 肝臓が接するもの
  • 腎臓が接するもの
  • 膵臓が接するもの

肝臓を取り出して調べる

  • 班内で分担して効率的に
  • 腫瘍がある:CTのようにスライス
  • とくにない:肝区域を剖出する
    • カントリー線
    • 3本の肝静脈の立体感をつかむ
    • 剖出方法のビデオを参照
      1. 肝の被膜をさいの目にメスで切る
      2. 肝実質をハサミなどで鈍的にこそぎ落とす
      3. 静脈、動脈・門脈・胆管を残す
      4. 流水で洗う
  • 左手のグーで肝区域をつくる

CT課題を進める

  • CTの読影では読み取れないものを解剖で見る
  • データが重要。スケッチするものはスケッチする、測るものは測る
  • CTと対応づけられるように:スライスには同じ位置のスライス、3Dには同じ向きのスケッチ、など
  • データが重要。スケッチするものはスケッチする、測るものは測る

CT課題

  • 〆切:12/27 (火) 8:40 (試験準備に影響しないよう、実習最終日から年内に変更しました)
  • CTを読影した専門医は、実際の解剖体をみて確認することはない。CTだけでかなりのことを読み取れるが、それが対応しうる病変などは複数考えられることが多い。色、硬さ、感触など、ごく簡単なことでもCTだけでは分からない。
  • 実際に解剖したみなさんが、専門医にかわって実物の所見をとり、読影を検証してほしい。
  • 必要なものは2つ
    • CT所見とそれに対応するCT画像
    • 解剖所見とそれに対応するスケッチ
    • スケッチはCT画像に対応付けできるようにする
      • CTのスライスなら、それと同じ断面のスケッチ
      • 3DCTなら、それと同じ向きで描いたスケッチ
      • 方向をキチンとした向きにして、同じに揃える(体の上方を画像の上方、体の右を画像の右、など)
      • CTやスケッチには向きを示す記号を入れる
    • 図には矢印などの記号を入れて、文章でそれを説明する
  • 提出はGoogleフォーム(URLは別途通知):下は胸部の部分の抜粋
    • 送信すると、編集用のURLが通知されるので、書き換えはそれを使う
    • 画像の差し替えはできないので、最初から新たに入力し再提出する(そうならないよう、画像は念入りに仕上げよう)
  • 減点されがちなポイント
    • CTとスケッチの対応付けがむずかしい(場面が違う、向きが違う、など)
    • 画像に矢印などが入ってないか、入っていてもそれが何を指すか文章で説明されていない

 

進捗

  • 8:40 前説
  • 8:55 ブリーフィング、作業…
  • 午前中で少なからず終了した。カレンダーにCT課題の時間を指定したらよいかもしれない
  • 14:10 残り7班。
  • 15:40 終了