実習で使う履物を買う

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実習室では、上履きに履き替えないといけない。土足のままだと、床が汚れるし、カビや虫を持ち込むし、よいことがない。

履物の選択でもっとも重要なのは、安全性。つぎに疲れにくいこと。脱ぎ履きは楽な方がよい。そして高価なのは避けたい。条件が合えば、今持っているスニーカーを洗って使ってもよい。

  • 望ましい
    • つま先に孔がない
    • かかとを固定できる
    • 滑りにくい
    • 疲れにくい
    • 低コスト
  • ダメ
    • スリッパ
    • ゲタ
    • ビジネスシューズ
    • つま先の空いているサンダル
    • 厚底靴やハイヒール
  • 過剰
    • 高価な靴(実習後は廃棄することになる)
    • 安全靴(医療業務にはよい)
    • ゴム長靴(掃除のときにはよい)
    • アウトドアシューズやブーツ

解剖では刃物を多用する。メス、ハサミ、針などを足元に落とすことは少なくない。床はノンスリップ加工されているが、濡れれば滑りやすくなる。一方でキュッと引っかかるような底もつまづく原因だ。実習中は立ったままのことが多く、底が薄いと疲れてしまう。履き替えがしやすいデザインの方がよいが、脱げやすいと転ぶ原因になる。

穴が空いてなければ、クロックスのようなのでもよい。ただし底が引っかかりやすいことがあるので、底の材質が切り替わっているほうがよい。医療用・介護用のを使うのもよい。厨房用でもよい。CAINZワークマンで探すのもよい。Amazon Primeに入っているなら、Prime Try Before You Buyを利用してフィットするのを選ぼう。

いくつか例示しよう。

つま先をカバーするアッパー、かかとをふみつぶせて脱ぎ履きがラク。男女兼用。

クロックスタイプ。底の材質が切り替わっていて、床に引っかかりにくい。孔が側面だけなので安全。底に通気孔があるので蒸れにくいが、水たまりでは浸みてくる。男女兼用。教員の多くが使っている。

医療用の安全靴。先芯入り。キャスターやボンベを運ぶことの多い医療職では、つま先保護のために推奨される。

危険‼ つま先が空いている履物は避けよう。医療安全上、病院でも推奨されない。

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