Dr. こよりの美味カルテ
「まんがタイム」連載マンガ。出版社の内容紹介から:
腹ペコ女医のとっておきグルメ!! こよりは大学付属病院の消化器内科医。仕事に追われ、カップ麺をすする日々。でもそこはバランスを考え+αをしたり、時には地方病院の助っ人による役得グルメも堪能。現役医師が贈るお仕事&グルメストーリー
若い女性、おっさん、おにいさんなどがひとりで食事をする「独食グルメマンガ」がはやっている。コロナで見直されてもいる。そのひとつ。
主人公のフルネームは腹邊こより、勤務先は久井方大学 — ドラマ化は考えていないらしい。「ぷしゅー」のようなキャッチもない。しかし内容は、
- 一日中忙しくてやっとありつけた夜食
- 地方のバイト先の検食
- 休日のUber Eats
- 婚活パーティー反省会のもつ焼き
- …
と、リアルである。いずれも主人公がポジティブに美味しく食事を楽しんでいる。ときには大学病院のありがちな診療と研究との葛藤もでてくる。コロナに対応しながら近所の食堂の仕出しに救われる話もある。
ちなみに、病院の食堂がお高めだという話もある。本学の附属病院もそうだなあ。おいしいけど。
こうした描写を支えているのが、「医療監修」付きであること。黒のカットソーにスクラブと半袖白衣で、胸ポケットはペンとピッチと名札でだらんとしている。髪にはアホ毛。病院にはたくさんいます。
監修者の「グルメストーリー」が各話に付いていて、合わせて読むと味わい深い。これから勤務希望先の見学などにいこうというときに、リアルな視点を得られるかもしれない。食堂は美味しくて安いか、売店は朝早くから夜遅くまでやっているか、など。
描画はペンタブらしい。
コメントを投稿するにはログインしてください。