WUBEN ペンライト E19
WUBEN ペンライト LED 小型 懐中電灯 200ルーメン 高輝度 高演色性 Ra>90 日亜219C フラッシュライト 単四電池2本 4段階調光 IP68完全防水 診察/点検/防災
中国深圳市に本社のある深圳市盛祺照明科技有限公司(WUBEN)製の医療用途向きペンライト。日本法人が設立され、Amazon.co.jpから製品を入手できる。同じく中国深圳市の深圳市雷明宇光电有限公司(Lumintop)のIYP365と比較しながらみていこう。
WUBEN E19 | Lumintop IYP365 | |
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大きさ | 140 mm × 14.8 mmΦ (ヘッド部直径) | 128 mm × 14.5 mmΦ (ヘッド部直径) |
重さ | 23 g (電池含まず) | 23 g (電池含まず) |
電源 | AAA電池 × 2 | AAA電池 × 2 |
LED | 日亜219C | 日亜219CT |
出力 | High 200 / Mid 50 / Low 10 / Eco 2.5 lm / SOSモード | High 145 / Mid 25 / Low 1.5 lm |
出力切り替え | 消灯前の光量で最初に点灯;半押しで順に明るく; 点灯時3秒間半押しでSOSモード、OFFで通常モードに戻る |
最初はMid;半押しでLow→High→Mid… |
色温度 | 4000 K | 4000 K |
演色性 | Ra >90 | Ra 93 |
落下耐久性 | 1.5 m | 1.5 m |
防水性 | IP68 (2m, 1h) | IPX8 (2m) |
保証 | 5年 | 5年 |
アルミニウムの本体、1.5m落下耐久、2m防水、高演色性の日亜219C、AAAバッテリー2本、低輝度を含む輝度切り替えなど、スペックには共通点が多い。重さも23gで共通。AAA乾電池が1本約11gなので、合わせて45g。
並べると、E90のほうが少し長い。クリップはいずれも丈夫。一端に反射板付きのLED、他端にプッシュスイッチがあるもの同様。
IYP365はスッキリしたデザインで、うさぎのロゴがかわいい。表面は梨地でサラサラした手触り。手に持つと滑りやすく、強く握ってもスイッチを押すときにズレがち。なお、チタン製のバージョンは表面のヘアライン加工のために滑りにくい。
E19は無骨なデザイン。表面はつや消しな上、ローレットが刻まれていて、軽く持っても滑り難い。手に持っての操作はE19のほうが楽だ。
レンズは透明な平板で、反射防止コーティングがなされている。LEDは高演色性のフラッシュライトによく用いられる日亜製219C。色温度4000Kの暖白色のLEDだ。反射板は平滑。オレンジピールの反射板(反射面にオレンジの皮のような凹凸がある)のIYP365とは異なる。
同梱品は、本体、AAA電池2本、交換用Oリング2個、取扱説明書、品質保証書。
電池は本体に入っていて、絶縁板(写真の青いフィルム)を取り除くと使えるようになる。
Oリングには多めにグリスが塗られ、そとに洩れていた。これは塗りすぎ。
取扱説明書は多言語対応。
コピー用紙を照らして、配光をみてみよう。円形で、中央部が明るい。均一な円形ではないが、反射板なので色収差がない。また、電球のようにフィラメントの像が写ることもない。
IYP365もE19も、スイッチ全押しでオンオフ。半押しで光量切り替えになる。IYP365はHigh〜Lowの3段、E19はHigh〜Ecoの4段切り替え。またE19では、点灯状態ですばやく3回半押しすると、SOSモードになり、モールス信号のSOS(––– ・・・ ––– ・・・)と同じ点滅を繰り返す。
E19にはメモリー機能があり、消灯前の光量が記憶され、次に点灯するとその光量になる。
IYP364にはメモリー機能はなく、常にMidで最初に点灯する。電池1本のバージョンのIYP07にはメモリー機能があるが、E19とは仕組みが異なる。点灯のままスイッチを3秒間押すと、そのときの光量が記憶され、次に点灯したときの光量になる。
光量をいろいろに切り替えて使うような用途だと、消灯前の光量を覚えてはいられないので、IYP07のメモリー機能のほうがよさそうだ(最初の光量を一定にできるから)。ただし、メモリー機能のコマンド(点灯時3秒押し)は覚えていられないかも知れない。一方、いつも同じ光量で使うなら、E19のメモリー機能で十分だろう。
光の様子をIYP365と比較してみよう。2つ並んだ写真は、いずれも左側がIYP365(日亜219Bの世代のもの)、右側がE19。コピー用紙とレンズ先端との距離は同じ。カメラのホワイトバランスは昼光(5500K)に設定。
IYP365の光量はMID(25ルーメン)に固定した。E19の光量は、EcoからHighまで光量を変た。
E19の光の広がりは、IYP356より狭い。IYP356と同等の光量にしても、より明るく見える。それでも、E19のEco(2.5ルーメン)なら瞳の観察に使える。
落下耐久性も調べてみた。附属の電池を入れ点灯させた状態で、1.5メートルの高さから、ビニル床シートを貼ったコンクリートのスラブに落とした。
- 水平にして10回
- スイッチ側を下にして10回
- ランプ側を下にして10回
落下したときはスイッチが押されて消えたり明るさが切り変わったりはしたものの、動作や外観に変化は全くみられなかった。
ただし、中の電池は、正極が2本とも、負極は電池同士で接していた方が、凹んでしまった。乾電池が変形すると漏液、発熱、破裂などの危険があるので、交換しないといけない。ライト側の電極には異常なし。ライトの負極はスプリングになっているが、正極にもスプリングがあれば、電池の変形を軽減できたかもしれない。
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