看護学校入学前ドリル・漢字で覚える解剖ドリル
看護学校向けの予習テキスト。これから入学する人が知っておきたいこと、知っておけば入学後がスムーズになるような知識を学べるようになっている。試験ではないので、完璧をめざそうと気負わなくてよい。これから学ぶ知識にあらかじめ出会っておくことが大切。
看護学校入学前ドリル
『看護学校入学前ドリル』は筆者の大学の看護学科での経験と学生からのフィードバックをもとに構成されていて、入学後の学生が苦労しないで済むように考えて作られているのがわかる。
学生がまず躓きがちな解剖学関係の漢字を学び、手書きのレポートを上手に書けるように練習する。
数学が苦手な人ができないことの多い比例計算を習得する。これは点滴の計算には必須だ。
理科全般のうちで、看護の日常で使う知識をまとめ、社会科全般のうちで患者とのコミュニケーションに役立つネタを学ぶ。最後に、センター試験から生物・医学関係の出題をやってみて、センター対策をした人としなかった人との間を埋めておく(少なくとも違いがあるのを知っておく)。
漢字で覚える解剖ドリル
基本的な解剖学用語を漢字で練習するテキスト。入学前にやって、解剖学用語が難解なことに慣れておけば、解剖生理の授業で気持ちが楽になる。学ぶ心に壁を作らないようにすることが大切。入学後のまとめにも使える。解剖学自体の説明はない。それは授業でやるから、この本で学ぼうとしなくても大丈夫。
医学科生も、解剖の授業が始まる前にやっておくといいと思う。本学の解剖の授業では漢字チェックがある。
挿絵のなかには、ありえない構造が描かれているのが散見される。解剖図の制作をふんわり系タッチで押し切ろうというのがどだい無理。チラ見だけにしたほうが安全だ。
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