第112回医師国家試験成績

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2018年3月19日(金)14時に第112回医師国家試験の合格者が発表された。TECOM提供のデータなどをもとにまとめた。

大学別合格率

新卒者の正味合格率(合格者数/志願者数)と新卒者の受験率(選抜率)(受験者数/志願者数)を大学別にグラフ化。

大学別歩留まり

入学者のうち国試に合格するのがどのくらいかの目安のため、過去6年分の集計をもとにグラフ化。全大学の平均は96.2%。追跡調査ではなく、実際の入学者数は公表された定員とは異なることがあるので、推測以上ではない。防衛医大の定員は80名として集計。

国試留年回数別合格率

既卒者の合格率は受験回数が増えるごとに低下する。

 

国試合格率などの年次推移

第1回以降の国試合格率と受験者数の年次推移をグラフ化。

第2回(1946年)から第78回(1983年)までは年2回国試が実施された。1968年は3回あった。これは、1967年のインターン制度廃止を求めた国試ボイコット(実際に受験したのは全体の13%、404名)の影響である。複数回の試験はまとめて集計。

1970年代は相次ぐ新設により医学部の数が倍増、合格率が低下した(Internet Archive)。現在の国試は半相対評価なので、制度的に大きな変動は生じにくい。第93回〜94回(1999〜2000年)の合格率低下については、出題方針の変更への対応不足が指摘された。成績に男女差なしと仮定すると、12年連続女性優位の確率=0.00024になり棄却される。

 

群馬大学の国試合格率などの年次推移

 

ここに提示したグラフはネット上で公表されたデータを参考にまとめたものであり、その正確性は保証されません。