Week3 Day4 上肢の関節

8:40 開始。
10:40 最速終了。多くは、午後も続けて。

今日は、イベントが多い。情報や物品の整理整頓をお願いします。
・参考図譜のプリント配布。
・CTソフト講習会の説明、機種調査。所有数Win:Mac=80:53。
・iPad貸与。
・iPad借用書提出。(借用書訂正)
・掃除して帰る!自分のため。

===依藤メモ===

*実習書に記してある通り一側だけ関節の解剖を進め、他側は軟組織をつけたまま残して下さい。(奇数班は右側で、偶数班は左側で関節の解剖をおこなって下さい。)
*解剖の参考にする骨標本は教卓横に置いてありますので利用してください。
*腕神経叢の観察の際に胸鎖関節は外しているので、この項目は飛ばして下さい。
*もし胸鎖関節を残している班がある場合は、P44右カラム「胸鎖関節」の2.の「胸鎖乳突筋の切断端を上方にめくり返す」とある箇所では、断端部だけで筋腹を大きく頚部まで剥離・翻転する必要はありません。(大きくめくりかえすと将来の頚部の解剖の際に支障が出ます!)
*図2.35の右上図「外側面」のは一見橈骨が尺骨の奥にあるように見えますが、この図は橈骨が手前のつもりで書いてあることに注意して見て下さい。(この図のもとになったと考えられるグラント解剖図譜のコピーを教卓横に置いておきますので参考にして下さい。)
*P47左カラム 9.の上腕骨頭を「ノコギリかノミで・・・」とあるところは、ストライカーを使用して可。
*P47右カラムには「中橈尺関節」という語が出てきますが、一般にこの用語が使われることはきわめて稀です。将来ともに使わない方が安全です。なお、この部位の橈骨、尺骨間の骨間膜による結合は「靱帯結合」の一種に分類されています。
*実習書の誤りの訂正:p48 「橈骨手根関節」の1. 3~4行目「および」は「すなわち」に訂正してください。
*切断した鎖骨や上腕骨頭の断面を観察して下さい。海綿骨の中に黄色あるいは赤色のものが見えるはずです。これが骨髄で造血細胞が入っていると赤色に見え、赤色髄といいます。黄色になっているのは造血組織が脂肪細胞に置き換わって、造血をしなくなったもので、黄色髄といいます。一旦黄色髄になっても、造血の必要ができると赤色髄に戻る能力を持っています(造血幹細胞があるため)。
本日の清掃
1. 私物を完全に撤去する。(実習書、図譜、配布されたプリント、その他コピーの類いもすべて自宅等に持ち帰る。残っているものはこちらで廃棄処分します。)
(カンニング防止のため)
2. 解剖台とカートをキレイにする。
(脂などをとりのぞく、試験中は平服ですから;また、使った待ち針は完全にご遺体から取り除いておいて下さい。)
*清掃時の注意:局所排気付き解剖台では台の下の棚、カート側に廃液のタンクが設置されています。タンクに液が溜まっている班は蓋を外し、廃液を流しに捨ててスポンジで洗って戻してください。放置しているとカビ発生の原因となります。
*カートの最上段の棚はものを載せず、完全に空けるようにして下さい。(試験問題を置くのに使います。)
本日は実習および清掃後も、ひきつづき復習できます。実習室は16:00まで使用できます。(明日以降は立ち入り禁止。ロッカー室などの忘れ物に注意!)
*本日午後は自習用に実習室を16:00まで開けますが、16:00には部屋を完全に退出できるよう15:45頃には後片付けに入るようにして下さい。骨の復習は3Fの顕微鏡実習室が使えます。こちらは18:00まで使用可です。