CT課題の採点の目安

CT課題の採点では主に下表のようなポイントに着目します。解剖学の課題では事実を冷静に記載することが求められています。CT課題の想定が読影医の役に立つように、ということを思い出しましょう。死因や病気の解明せよとの課題ではありません。

CTの選択 単純か、造影か。造影剤で見たいものが隠れていないか
ウインドウ 見たいものに合っているか
スケッチ 描かれているものが判別できるか。視野や視点が適切か。位置関係がよいか。周囲との位置づけがわかるか
向き 変な向きでないか
ラベル 必要十分なラベルか。差し方が曖昧でないか
キャプション 図をよく説明しているか
対応しやすさ CTとスケッチを対応できるか
事実の記載 事実を冷静に記載しているか。ただの調べごと、根拠のない推論がないか。参考文献あれば意味をなしているか

文章・CT・スケッチの共用、スケッチのスケッチ、事実に基づかない内容、出典の記されていない引用は不正として扱われ、科目ごとないし学年ごと無効となることがあります。

FAQ

Q:何を取り上げたらいいですか? A:事実であればいいです。

Q:CTで見えないのでスケッチとの対応できません。A:CTで見えないことを解剖ではみえたんですよね? そう記載すればよいのでは?

Q:CTをDLできません。A:PANDORAからデータをDL、解凍してOsiriXやOnisにインポートします。

Q:OsiriXの64ビット版が動きません。A:32ビット版を使ってください。64ビット版のライセンスにインストール数の上限が追加されたのが原因なので、ごめんなさい。

Q:図の数は? A:組み図が胸部でひとつ(図1)、腹部でもうひとつ(図2)。ひとつの組み図にはCTがひとつ以上とスケッチがひとつ以上(A、B、…)。