Week3 Day4 手、前腕

午前は手掌、午後は前腕の伸筋、手背。試験準備として清掃して帰る。
8:40 開始、8:50までに切り傷3件。
10:30 皮切りに時間がかかる。
13:00 午後開始。
14:20 最初の班が終了。17:30 今日の範囲は終了し、復習へ。

試験前の復習:月曜日、1F実習室には入れません。実物で復習できるのは本日まで。
母指の対立:猿はぶら下がりが得意、ヒトはつまむのが得意。母指対立筋などがなくなっているわけではない。参考文献はこちら
神経支配:神経を追ってみたら分枝。筋にも皮下にも。皮膚に関しては、授業プリントを参照(カラフルな手掌、手背の図)。グレイだと複数のページに分散。
滑液鞘:全体像は図で確認。役割は読んで確認。実物では一部でも見たか、つまめたか。
腋窩動脈の枝:変異があるもの。The highest thoracic artery is a small vessel which may arise from the thoracoacromial or may be absent. (Gray’s Anatomy, 29th Am Ed.より)

モニタのメモ

*「手固有筋(hand intrinsic muscle)」は教科書によっては「手内筋」と記されている本もある。

*短掌筋が「皮筋」との説明があるが、皮筋とは停止が皮膚の真皮になっている筋をいう。代表的な皮筋は顔面の表情筋で、この作用により、皮膚にしわをよせたりすることができる。皮膚をむく時はむく方向に注意(どの方向にむけば皮膚とともにむいてしまわないか考えてみよ)し、浅くむかないと、筋自体も一緒に取れてしまうので注意。

*短母指屈筋は教科書によっては浅頭(外側頭)・深頭(内側頭)の2頭を区別し、深頭の支配神経を尺骨神経としているものがあるので、注意して下さい。

*腕橈骨筋は橈骨神経支配で伸筋群(後方区画)の筋として分類されていますが、作用は肘関節の屈曲である点に注意して下さい。

*「前腕伸筋領域と手背」の前腕の伸筋の同定には、実習講義で話した伸筋支帯下の6つのトンネルのどこを通るかが有用。