Week 6 Day 2 腹壁〜胆嚢
課題「腹腔動脈とその分枝の写生」
班で1枚提出(但し、きちんと描いて覚えたいと言う人がいる場合は班で2枚でも可)。心臓の時と同じように班員各人の貢献度を%で記すこと(各人の名前の後に括弧付きで記入)。図と図の下に同定の根拠および特徴や気のついたことを記す。
記載のタイミング:P87の「解剖の復習」まで終了したら、写生を開始する。但し、実習書にまだ剖出しないと書いてある箇所(例えば膵臓の後を通る脾動脈など)の剖出は不要。
13:00 開始
18:50 実習は終了。横断標本で学習中。
よくあった質問
腹膜、腹膜腔の広がり:複雑です。でも発生の最初は単純です。発生学講義で扱いますが、今のうちに消化管の発生を学ぼう。
腹腔動脈の枝など:よく剖出します。個体差あります。
作業自体は少なめですが:動脈の枝をよーく剖出します。スケッチ課題をこなします。消化管の発生を勉強をします。
モニタのメモ
*「腹腔動脈、胃、脾臓、肝臓、胆嚢」の節は明日の午前中一杯にも時間がとってあるので、本日の解剖は剖出を急がず、解剖を丁寧におこないながら進める。
*注意:P82 右カラム13.小腹膜嚢(小嚢)は網嚢で覚えて下さい。また大腹膜嚢(大嚢)の語も現実には使用されることはほぼない。単に腹腔、腹膜腔で呼ばれる事がほとんど。
* P84 網嚢孔に差し込む紙片は教卓横に用意してあります。
*注意:P85 門脈の語は一般用語としての「門脈」と肝門脈を指すことがあるので、注意。
(明日)
*肝臓をほぐして、肝区域を調べるのは病変のない肝臓についてのみ実施。CT所見に病変の記載のあるものについてはスライスを作り病変との対応を調べること(レポートの題材として記載可。)
*取り出した肝臓・心臓・肺などは重さ長さなどをはかって、臓器としての実感を体験するとともに「解剖実習記録」に記入のこと、はかり、定規は教卓横にあります。長さは定規あるいは流し台の手前手すりに巻き尺が貼付けてありますので、それも使って下さい。定規は使い終わったらすぐに戻すこと。
(明日の午後)
*肝臓・胆嚢の観察が終わったら、肝臓に出入りする固有肝動脈・門脈・総胆管を胆嚢管が分岐する直前で切り、肝臓と胆嚢を一緒に取り出して、ビデオで供覧した通り肝臓をほぐし肝区域の同定を試みる。但し、病変のある肝臓はスライスを作って観察すること(CTとの対応等)。