MeAV Anatomieの利用状況
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今年度の解剖学の授業で試用したMeAV Anatomieのアクセスログから、利用状況をまとめた。
解剖実習室に3Dシステムが設置され、各班に貸与したiPadにはクラウド上のコンテンツにアクセスできるようアプリがインストールされた。コンテンツのうち数件は、3DシステムまたはiPadのいずれかでしかみられないのがある。
試験前に利用が増えていた。とくにその回数を経るごとに増えた。1日あたりのアクセス数最多は、第3回試験の当日だった(data not shown)。実地試験対策に役立てられていたと思われる。
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週ごとのアクセス状況
コンテンツごとのアクセス状況を集計した。また、機能形態学教員によりそれぞれの解剖学教材としての評価もまとめた。最も利用されたのは、心臓のコンテンツ。背部、上肢、胸腹部でアクセスが多い。これらはいずれも高評価を得ていた。
一方、下肢では利用が少なかった。実習中にコンテンツが紹介されていなかったなどが考えられる。評価は悪くないので、惜しいことだった。
頭頸部でも、中耳・内耳、鎖骨下など、評価の高いコンテンツはよく利用されていた。一方で評価の低いのもあり、利用も少なかった。
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コンテンツごとのアクセス状況と機能形態学教員による教材としての評価
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